『キンカメ産駒×社台系牧場生産×芝の中距離以上=狙い目』田中洋平

 

今日はキングカメハメハ産駒の狙い目を紹介します。

 

現役時代はNHKマイルからダービーと、

厳しいローテーションの中で変則二冠を成し遂げた馬。

 

種牡馬になってからは、

サンデーサイレンス系の繁殖牝馬と相性が良いことから、

とくに社台グループの優秀な牝馬と繁殖して結果を残しています。

 

ラブリーデイ

アパパネ

ベルシャザール

ローズキングダム

ルーラーシップ

トゥザグローリー

フィフスペトル

ドゥラメンテ

 

このように有名な産駒が多いですね。

 

2016年のクラシック戦線を盛り上げた、

リオンディーズやエアスピネルもキンカメ産駒です。

 

キンカメ産駒の2013~2015年の産駒の成績を見てみると、

 

勝率10% 連対率19% 複勝率27%

単勝回収率83% 複勝回収率79%

 

このようにまずまず優秀な感じです。

 

では、ここから社台系、非社台に分けてみましょう。

 

◆社台系

勝率13% 連対率24% 複勝率34%

単勝回収率96% 複勝回収率88%

 

◆非社台

勝率8% 連対率16% 複勝率23%

単勝回収率76% 複勝回収率73%

 

※社台系とは社台ファーム、ノーザンファーム、

社台コーポ白老ファーム、追分ファームの4つ

 

やはり優秀な繁殖牝馬を持つ社台系の産駒は優秀ですね。

 

では、芝とダートの違いを見てみましょう。

 

◆芝

勝率13% 連対率24% 複勝率33%

単勝回収率99% 複勝回収率86%

 

◆ダート

勝率13% 連対率25% 複勝率35%

単勝回収率92% 複勝回収率90%

 

それほど大きな差はない感じです。

 

では次に距離を見るのですが、

やはり社台系といえば大きな重賞が狙える芝の中距離以上でしょう。

 

◆芝 1000~1700m

勝率10% 連対率21% 複勝率28%

単勝回収率45% 複勝回収率68%

 

◆芝 1800~3400m

勝率15% 連対率26% 複勝率35%

単勝回収率128% 複勝回収率95%

 

このように中距離以上はバツグンですね。

 

キンカメ産駒×社台系牧場生産×芝の中距離以上=狙い目

 

簡単なパターンなので、見かけたら注目して欲しいと思います。

 

ちなみにダートですが、

 

◇ダート 1000~1700m

勝率11% 連対率214% 複勝率35%

単勝回収率58% 複勝回収率96%

 

◇ダート 1800~3400m

勝率14% 連対率25% 複勝率34%

単勝回収率119% 複勝回収率85%

 

距離分けが難しいのですが、芝と同じならこんな感じです。

 

ぜひ参考にしてください。

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。