『京都2歳Sの穴馬探しPART1』シベリアン

「京都2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

 京都2歳Sは
11月26日(土)に京都で
行われる2歳のG3重賞です。

 毎週のように「乱発状態」と
 なっている2歳の重賞レース。
 来年は12月28日(木)に
 ホープフルSがG1として
行われる事も内定しました。

ただ、2歳重賞路線が
「整備されすぎた」事により
実力上位馬が各レースへ分散。

その結果、実力上位馬たちが
(手薄な面子が相手のため)
 無難に好走するケースが増えて
 います。つまり『荒れない
2歳重賞』が増えているとも
言えるワケで、この点は頭に
入れておきたいポイントです。

 一昨年から重賞に昇格した
当レース。さっそく考察すべき
 ポイントを2つお伝えします。

 【ポイント1】
 注目すべきはスタミナ血統?

→まだ重賞に昇格して2年の
 レースですが、血統面では
既に顕著な傾向が出ています。
 『スタミナ色』が濃い血統の
馬が多く好走しているのです。

 全2年の当レースで好走した
6頭の父を診てください。

14年1着馬 ハ-ツクライ
14年2着馬 ダイワメジャー
14年3着馬 ハ-ツクライ
15年1着馬 ハ-ビンジャー
15年2着馬 マンハッタンカフェ
15年3着馬 ハ-ツクライ

一目瞭然でしょう。
14年2着馬のダイワメジャーの
他は見事なほど、スタミナ色が
濃い種牡馬の名が並びました。

いっぽう「スタミナ色が
 それほど濃くない血統」の
上位人気馬が、下記のように
人気を裏切って負けています。

14年7着(1番人気)父ディープ
15年6着(2番人気)父キンカメ

 ということで、血統的には
明らかに「父方のスタミナ色が
濃い血統の馬が走る」傾向が、
 現れているわけです。

このレースはオープン特別で
行われていた時代から緩急の
凹凸が大きいラップになる事が
多め。中盤では大きくペースが
 ユルんでも、序盤は先手争いが
繰り広げられることもあって
流れがソコソコ早まります。

しかも京都の内回り戦らしく、
 終盤の勝負どころでペースが
上がる地点は早め。ゆえに
中盤で大きくユルむワリには
 スタミナを浪費する流れと
言えます。しかも出走経験が
1、2戦程度の馬ばかりが走る
 レース。ですので「実戦経験の
少なさと、当レースのような
 タフな流れへの不慣れさ」を
 カバーすべく、スタミナ色の
濃い血統が活きている…と
 いうことなのでしょう。

まずは、父方の血統の
 スタミナ色をチェックして
予想の手がかりとしたい
 レースです。

 【ポイント2】
 前走の「位置取り+結果」に
要注目

→全2年の好走馬6頭のうち
4頭が、前走で「4角先頭or
 2番手」という極端な前々の
競馬で進めたうえで、しかも
勝っていた馬でした。

 当レースは、前述したように
凸凹ラップのちょっとタフな
流れになるうえに、小回りの
内回りが舞台。ということで
直近のレースで前々で進めて
踏ん張り切ってきた実積=
 当レースに対する適性として
活きやすいのでしょう。

 以上2点も鑑みたうえで
今年の推奨馬を、PART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。