『秋華賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「秋華賞」の穴馬探しを
お届けします。

 

秋華賞は10/15(日)に
京都芝2000mで行われる
3歳牝馬限定G1です。

 

一昨年はマキシマムドパリを
推奨馬に指名しました。
(3着/8番人気)

 

昨年はヴィブロスを
推奨馬に指名しました。
(1着/3番人気)

 

2年つづけて「結果」が
出たレースですので
今年もなるべくこの2年に
お伝えした項目を引き続き
活用したいと思います。

 

さっそく、当レースの
考察ポイントをお伝えする
ことにしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
後方から「最速上がり」で
差しても届かないレース

 

→近10年の秋華賞で
最速上がりを出した馬の
着順を診てください。

 

07年(上がり32.9)ベッラレイア 4着 4角17番手
08年(上がり34.3)リトルアマポ 6着 4角15番手
09年(上がり34.2)ミクロコスモ 5着 4角17番手
10年(上がり34.0)アニメイトバ 2着 4角12番手
11年(上がり34.2)アカンサス  4着 4角15番手
12年(上がり32.9)ラスヴェンチ 10着 4角18番手
13年(上がり33.8)リボントリコ 5着 4角17番手
14年(上がり34.1)サングレアル 5着 4角15番手
15年(上がり34.1)クイーンズリ 2着 4角14番手
16年(上がり33.4)ヴィブロス  1着 4角8番手

 

 

このとおり(1.2.0.7)。
しかも、昨年を除くと
みんな4角12番手以降…

 

つまり、秋華賞は
「道中は後方に待機して
最後の直線で最速上がりを
繰り出しても、馬券圏にすら
届かないことが多い」
レースなのです。

 

昨年は上がり最速馬が
珍しく勝ちましたが、
4角の位置取りは8番手。
極端な後方待機でなかった
ため、勝てました。

 

秋華賞は「3歳牝馬に
とっては厳しい、淀みの
ないペース」で流れる
とてもタフなレース。

 

ならば後方待機馬に漁夫の
利がありそうなものですが、
そこは小回りトラック&
平坦の京都内回りコース。
コース構造的に、極端な
後方待機→上がり一本の
レース運びでは、いくら
流れが速まろうが物理的に
間に合わないのです。

 

また、秋華賞は秋競馬の
2週目施行で芝の状態が
非常に良いですから、
厳しいペースでも頑張って
前~中団で運べば、最後に
脚が上がりそうになっても
(最初から前のほうに行く
ことで流れに乗って得た
「惰性スピード」を味方に
できるので)直線で脚が
止まりません。雪崩れ込む
ようにゴールすることが
できるのです。

 

ゆえに、直線一気よりも
「馬力を活かして前目で
踏ん張って、最後にもう
ひと脚使って抜け出す」
レース運びが武器となり、
逆に直線よーいドンから
速い末脚を繰り出すような
作戦ではダメということ。
そんな馬は、得てして脚を
余しがちになります。

 

直線一気型の馬は評価を
一枚下げ、前のほうで
踏ん張ったうえでさらに
ひと脚使ってくれそうな
渋太い馬をチョイスしたい
当レース。ゆえに今年は、
能力の絶対値は認めても
ラビットランは推奨扱いを
しない予定です。

 

 

 

 

PART2では
さらに別のテーマに
ついて記していきます。

 

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。