『サンデーR、キャロットF、シルクRの馬で回収率119%』田中洋平
あなたは競馬データベースソフト、
「TARGET frontier JV」を利用していますか?
最近、TARGETを使って馬券術を研究している競馬ファンが多いため、
有効な理論はすべて食い尽くされていると思った方が良いです。
これは本当に。
適当にいじっていたら、なんか儲かるパターンが見つかった!
などということは皆無でしょう。
世の中、そんなに甘くないですからね。
ではどうすればいいのか?
とりあえず簡単なのは、
他の競馬ファンの興味がない部分を掘ることです。
例えば、障害レースがまさにこれ。
興味がない競馬ファンが多いので、
データをきっちり調べると、けっこうプラスになったりします。
数年前に無料レポートにしてプレゼントにしたネタですが、
障害馬も西高東低で、やはり関西馬が強いです。
関東馬 勝率6%
関西馬 勝率11%
このように大きな差があるので、
関西馬が関東開催に遠征したタイミングを狙いましょう!
というネタで、以前はこれだけでプラス回収になっていました。
ネタバレで近年の回収率はイマイチですが、
障害戦なら少しのアイデアでプラスになる可能性大なのです。
もしここで障害戦はツマラナイから考えたくない!
と思ったなら、ハングリー精神が欠如しているので注意です。
すでに成功者ならそれでOKですが、
ジリ貧の人ほど、あれはやりたくないなどと、
贅沢をいう傾向ですからね。
プラスになりそうなことは、とりあえずトライしてみる!
これが弱者の成功法則です。
ということで、障害戦のレース風景を想像してみましょう。
最近、サンデーレーシングの馬が、
障害戦を走っているのを見かけませんか?
7月29日の小倉サマージャンプを制したソロルが、
最近なら印象的かと思います。
http://www.jra.go.jp/datafile/seiseki/replay/2017/064.html
サンデーレーシングと言えば、
もっとも勢いのあるノーザンファームが運営している一口馬主クラブで、
ブエナビスタ、オルフェーヴルなど、G1で活躍する馬をたくさん輩出。
さらにそのノーザンファームには、
キャロットファームとシルクレーシングという一口クラブがあります。
このクラブ馬たちは、まずは平地G1を目指してデビューしますが、
すべての馬が大活躍できるわけではなく、未勝利で終わる馬も出てきます。
そうなると年々増加する会員の不満が溜まるので、
なんとか稼げる方法はないか?と考えることが、自然だと思います。
そして障害戦に流れてくる。
とても簡単なアイデアですよね。
条件は、障害戦に出走している、
サンデーR、キャロットF、シルクRの馬、
を狙うというだけです。
勝率20% 連対率32% 複勝率41%
単勝回収率116% 複勝回収率105%
データは2014年~2017年9月末までで、
単勝、複勝ともに、回収率はプラスをマークしてます。
このように人が注目しないところに注目したり、
人がやりたがらないことをやったりすれば、
そこにブルーオーシャンが広がっている可能性が高いと
私は考えます。
なかなか良いアイデア、良いオリジナル馬券術に出会わない人は、
これまでの考え方を少し変えてみましょう。
押して開かないなら引いてみる、
というほど単純ではないかもしれませんが、
現状が行き詰まってるのであれば、
それは進んでいる道が違うのかもしれませんよ。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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競馬は(馬7:騎手3)と言われているのをご存じでしょうか?
レースの結果は、馬の実力が7割で、騎手の実力が3割という意味。
しかし3221勝中、リーディング30位までの30名で、2213勝を独占。
確率にすると68%になります。
残りの100名ほどの騎手で、残りの32%の勝ち星を分け合っている。
さすがに(馬3:騎手7)とまでは言いませんが、
(馬5:騎手5)
現代の競馬は、これくらいの比率で成り立っているケースもあります。
馬の能力が足りない部分を、騎手がフォロー。
状況が目まぐるしく変化する競馬のレースでは、騎手の能力は重要なのです。
これについては、あなたも否定することが出来ないでしょう。
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