『武蔵野Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「武蔵野S」の穴馬探しを
お届けします。

 

武蔵野Sは
11月11日(土)に東京で
行われるダート重賞です。

 

土曜施行のレースですので
さっそく、ポイントを
4点お伝えしていきます。

 

 

 

【ポイント1】
「父サンデー系」の馬が
ほとんど走らない

 

→近10年の当レースで
父サンデー系の馬が
なんと(0.2.1.41)と
大不振。

 

昨年も、2番人気の
父サンデー系の馬が
何とか2着に走りましたが
1・3着は「人気薄の
非サンデー系」でした。

 

その一方、近10年で
父ミスプロ系の馬が8勝。
しかも、馬券に絡んだ
30頭のうちじつに14頭を
父ミスプロ系が占めます。

 

つまり、当レースは
「父サンデー系の馬は
ほとんど走らない。
馬券に絡む馬のうち
半分は父ミスプロ系」と
いうワケです。

 

かなりタフなスピードの
持続力勝負になりやすい
レースですから、そんな
展開を苦手とする馬が多い
「父サンデー系」が苦しみ、
逆に得意とする馬が多い
「父ミスプロ系」が
活躍しているのでしょう。

 

 

 

【ポイント2】
関西馬が優性

 

→ダートのオープンは
長きにわたって「関西>
関東」の構図が続いて
いますが、当レースも
例外ではありません。

 

近10年の当レースの
東西所属別・成績を
診てください。
関西馬が優性です。

 

関東 複勝率14% 2.1.3.36
関西 複勝率21% 8.9.7.90

 

 

関西では、ダート重賞の
「みやこS」が先週に
行われたにもかかわらず、
地元重賞には目もくれず
わざわざ関東に遠征して
当レースを使ってくる=
それだけ勝負気配が強い、
という事なのでしょう。

 

 

 

 

【ポイント3】
「3歳馬」を狙いたい

 

→ダートのオープン特別や
重賞は本来「ベテラン」が
活躍しやすいジャンル。

 

しかし当レースは真逆で
若い3歳馬の活躍が非常に
目立ちます。

 

近10年の出走全馬の馬齢別・
全成績をみてください。
このように3歳馬が優勢です。

 

3歳  複勝率 33%  4.2.3.18
4歳  複勝率 15%  1.1.2.23
5歳  複勝率 23%  4.4.1.31
6歳  複勝率 23%  1.3.3.24
7歳  複勝率 3%  0.0.1.30

 

 

この時期、収得賞金を
十分に持っている古馬の
A級馬は先週のJBCなどに
出走したうえで、冬の
ダートG1を目指します。
しかも、前週にみやこSも
行われたばかりです。

 

そのため武蔵野Sに出走する
古馬の顔ぶれは、毎年
やや手薄になりがち。

 

逆に、将来性も含めた
素質は秘めているものの
賞金の積上げが不十分な
ため(JBCなど)希望の
レースに出走できない
3歳馬が、この武蔵野Sに
毎年回ってきます。

 

ですので、武蔵野Sは
レベル的に「3歳>古馬」の
関係になるケースが多く、
3歳馬が古馬を凌駕する
シーンが多めに発生して
いるワケです。

 

 

 

【ポイント4】
前走「G1南部杯」組の
信頼度は高くない

 

→南部杯=交流重賞とはいえ
今回より断然格上の「G1」。
しかも今回と同じ、左回りの
マイル戦。

 

ですので、前走で南部杯を
使っていた馬は当レースで
信用したくなりますが…
じつは近10年の当レースで
前走「南部杯」出走馬は
通算(0.3.0.7)と勝利が
ありません。

 

同じ「左回りのマイル戦」
とはいえ南部杯=ヌルい
ペースで先行馬がそのまま
雪崩れ込むだけのレース。
しかも、中央馬の出走は
6頭程度であとはレベルが
大きく落ちる地方馬。
地方馬の中で唯一レベルが
ソコソコ高い南関東勢も
ほとんど参戦しません。

 

武蔵野Sとはレースの質が
大きく異なり、レベルも
「G1」としてはかなり
疑わしいため、南部杯組が
当レースであまり結果を
出せていないのでしょう。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。