『デイリー杯2歳Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

 

「デイリー杯2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

 

デイリー杯2歳Sは
11月11日(土)に京都で
行われる2歳重賞です。

 

土曜施行のレースですので
さっそく、ポイントを
お伝えしていきます。

 

 

 

【ポイント1】
「速い上がり脚」で
差せるタイプの馬を
狙いたい

 

→デイリー杯は「前走で
速い上がり脚で差して
好走していた馬」が、
同じように速い上がり脚を
繰り出して好走することが
多いレースです。

 

デイリー杯の毎年の
レースの流れは様々ですが、
その流れの緩急と関係なく
この傾向が現れます。特に
穴馬に、この傾向が顕著。

 

2010年以降の当レースで
4番人気以下で3着以内に
好走した穴馬7頭の、
「前走の着順・脚質・
上がり時計(出走馬中の
順位)」を診てください。

 

10年2着(5番人気)アドマイヤサガス
★前走/1着・5番手から差し・
    上がり35.1(出走馬中1位)

 

11年1着[4番人気]クラレント
★前走/1着・9番手から差し・
    上がり35.0(出走馬中1位)

 

12年1着[6番人気]テイエムイナズマ
★前走/1着・9番手からマクり・
    上がり33.7(出走馬中1位)

 

13年3着[4番人気]ピークトラム
★前走/3着・8番手から差し・
    上がり33.7(出走馬中4位)

 

14年1着[5番人気]タガノエスプレッソ
★前走/1着・4番手から差し・
    上がり34.7(出走馬中2位)

 

15年3着[7番人気]ノーブルマーズ
★前走/4着・逃げ・
    上がり34.7(出走馬中3位)

 

16年2着[8番人気]ボンセルヴィーソ
★前走/1着・4番手から差し・
    上がり34.7(出走馬中2位)

 

 

このように、前走で
「速い上がりタイム」を
使って、好位か中位から
差し込んでいた馬が
デイリー杯でよく走って
いることがよく分かります。

 

デイリー杯は道中スローで
流れたうえで、直線で速い
上がり脚を競い合う「だけ」
のレースになりがち。

 

ゆえに、まさに直近の
レースで「今回への
予行演習」的な走りが
できていた馬が、よく
穴をあけているという
ことなのでしょう。

 

 

 

【ポイント2】
前走「重賞」出走馬 vs
前走「新馬戦」出走馬

 

→近10年の当レースに
おける「前走別成績」を
診てください。

 

重賞     複勝率25%  1.4.5.11
新馬戦    複勝率23%  3.1.1.17
オープン特別 複勝率 8%  2.3.2.28
その他    複勝率18%  4.2.2.36

 

 

このように「重賞」組と
「新馬戦」組が互角です。

 

1戦1勝馬の「素質」か。
あるいは重賞経由組の
「キャリアと完成度」か。
その比較が肝要となります。

 

注目したいのは、レースの
レベル自体が(この時期は)
落ちることがけっこう多い
「2歳のオープン特別」を
直近で使ってきた馬は
信頼度が下がる点。上記の
アベレージからも明白です。

 

 

 

【ポイント3】
距離延長馬は厳しい

 

→近10年の当レースに
おける「前走距離」別の
成績を診てください。

 

1400m以下  複勝率13% 2.3.2.48
1600m    複勝率36% 3.4.2.16
1800m以上  複勝率35% 4.3.5.22

 

 

このように前走の距離が
1400m以下だった馬と
1600m以上だった馬では、
大きな成績差があります。

 

当レースは2歳馬にとって
実質的に初めて迎える
本格コース京都外回りでの
マイル重賞。

 

ゆえに、相応の距離の
レースを直近でこなした=
スタミナ量をソコソコ備えて
いることを直近のレースで
しっかり示してきた馬の
ほうが、ココでも走れると
いうことなのでしょう。

 

また「デイリー杯2歳Sの
前までに、1400m以下の
未勝利戦でしか勝った
経験がなかった馬」は
さらに苦戦しています。
2010年以降で12頭の
「該当馬」がいましたが、
その12頭の合計成績は
(0.1.0.11)。

 

距離も短く「格」も乏しい
レースで勝ってきたような
馬では足りないという事が
言えます。

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。