『京都金杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都金杯」の穴馬探しを
お届けします。

京都金杯は1月6日(土)に
京都のマイルで行われる
G3ハンデ重賞です。

早速、京都金杯の
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
相変わらず「内枠天国」

→当レース最大のキモ。
ですので、今回はこの点を
中心に話を進めていきます。

2010年以降の京都金杯で
馬券圏に好走した24頭の
「枠」を診て下さい。

10年 1着馬 4枠
10年 2着馬 3枠
10年 3着馬 4枠
11年 1着馬 1枠
11年 2着馬 3枠
11年 3着馬 2枠
12年 1着馬 2枠
12年 2着馬 4枠
12年 3着馬 8枠
13年 1着馬 1枠
13年 2着馬 2枠
13年 3着馬 4枠
14年 1着馬 1枠
14年 2着馬 3枠
14年 3着馬 5枠
15年 1着馬 2枠
15年 2着馬 1枠
15年 3着馬 1枠
16年 1着馬 4枠
16年 2着馬 7枠
16年 3着馬 3枠
17年 1着馬 3枠
17年 2着馬 1枠
17年 3着馬 3枠

このように、恐ろしいほど
「内枠馬」だらけです。

昨年も、3枠以内の馬で
ワンツースリー。

上記24頭のうち21頭が
「4枠から内」。
つまり、5枠から外の馬は
近8年でたった3頭しか
馬券に絡んでいません。

近10年の枠別・成績も
記しておきます。5枠より
外は極端に成績が低調。

1・2枠 複勝率28% 5.4.2.29
3・4枠 複勝率33% 4.4.5.27
5・6枠 複勝率 8% 1.0.2.36
7・8枠 複勝率 7% 0.2.1.42

この内枠有利の現象、
京都金杯に限った話では
ありません。

年明けの開幕週から
2週目くらいまで、京都の
芝(特にマイル以下)は、
全般的に内枠有利です。

年明けの京都の芝レースは
「Aコース」施行ですが、
直前開催=前年秋の開催は
A→B→Cと少しずつコースを
ずらして行われますから、
Aコースの内ラチ沿いは
前年秋に使い込まれておらず
年明けのAコース開催時=
特に開幕週から2週目までは
「荒れておらず、キレイで
走りやすいグリーンベルト」
となって出現します。

ゆえに、年明けの開幕週~
2週目あたりまでは、その
グリーンベルトを最初から
最後まで通れる内枠の馬が
基本的に有利になるのです。

しかも、前の馬をパスする
ポイントが少なく外枠馬が
内に潜りづらい短距離戦ほど
その傾向が顕著に現れます。

また脚質的に逃げ先行馬ほど
その恩恵を享受しやすく
なりますので、必然的に
「内枠の逃げ・先行馬」が
良績を多く残すワケです。

最近は開幕週でも芝コースを
柔らかく作り、その結果、
開幕週から外差しが決まる
競馬場が急増していますが、
こと年明けの京都に限っては
そんなことはありません。
年明け直後の京都の芝では
「内枠の逃げ先行馬狙い」が
相変わらず、鉄則です。

【ポイント2】
「距離延長馬」は
なかなか勝てない

→展開的にも、舞台的にも
当レースは「マイル戦らしい
レース」。短距離志向の強い
馬は適性的にあまり合って
いません。

マイル戦とかなり異なる、
独特の淀みない流れが多い
短距離戦を直近に使って
いわゆる「短距離モード」に
入っていた馬ではちょっと
苦しい、と言うこと。

実際に、近10年の
「前走距離別」成績を診ると
下記のように距離延長組=
前走で1400m以下の短距離を
使っていた馬は、3着には
ソコソコ絡んでいるものの
連対は少なく、勝ち星は
近10年で1つもありません。

1400m以下 0.2.5.31 勝率 0% 複勝率18%
1600m   5.3.3.52 勝率 8% 複勝率17%
1800m   4.5.0.27 勝率11% 複勝率25%
2000m以上 1.0.2.18 勝率 5% 複勝率14%
(芝のみ)

【ポイント3】
「ハンデが重い馬」が
強いレース

→近10年のハンデ別成績は
下記のとおり。57キロ以上を
背負った馬の成績が明らかに
一枚抜けています。

54キロ以下   複勝率16% 1.2.5.43
55~56.5キロ 複勝率11% 4.2.2.62
57キロ以上   複勝率33% 5.6.3.29

距離がマイルに変わった
近年は出走メンバーの質が
明らかに上がり、強い馬の
参戦がかなり増えました。

しかし近年のハンデ戦は
「強い馬でも極端に重すぎる
ハンデはなるべくつけない」
傾向ですので『ソコソコの
ハンデで済んだ強い馬』が
そのまま実力どおり好走する
ケースが、当レースはとても
多いのです。

以上3点も鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。