『小倉大賞典の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「小倉大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

小倉大賞典は18日（日）に
小倉芝1800mで行われる
G3のハンデ重賞です。

さっそく、当レースで
留意したいポイントに
ついて記していきます。

【ポイント1】
「ハンデ54キロ以下の馬」が
全滅中

→小倉大賞典のキモです。
ハンデ54キロ（牝52キロ）以下の
馬が、全く好走できていません。

2011年以降の当レースに
ハンデ54キロ（牝52キロ）以下で
出走した全31頭の成績を診て
ください。ちょっと驚きます。

11年 4着 54キロスマートステー
11年 6着 54キロマヤノライジン
11年 8着 54キロオートドラゴン
11年 9着 53キロダイシングロウ
11年11着 53キロシゲルタック
11年12着 54キロドモナラズ
11年16着 52キロテイエムカゲム
12年 6着 54キロマヤノライジン
12年13着 51キロヤマニンウイス
13年 7着 52キロダイワズーム
13年 8着 54キロシャイニ－ホー
13年10着 54キロサトノパンサー
13年12着 54キロコウセイコタロ
13年15着 54キロコパノジング－
14年 4着 54キロゼロス
14年 9着 54キロサトノシュレン
14年11着 52キロエディン
14年13着 52キロシャトーブラン
14年15着 52キロサクラプレジー
15年 6着 52キロマコトブリジャ
15年 7着 54キロラングレー
15年 9着 52キロハナノシンノス
15年11着 53キロマデイラ
15年13着 54キロウインマ－レラ
15年16着 54キロスマートギア
16年 4着 52キロケイティープラ
16年 5着 52キロハピネスダンサ
16年 9着 54キロメイショウカン
17年 4着 54キロロードヴァンド
17年 5着 54キロストロングタイ
15年14着 52キロケイティープラ

このように、31頭出走して
なんと（0.0.0.31）！

小倉大賞典はハンデ重賞ですが
軽ハンデ馬に手を出しては
ダメなのです。

2015年にいたっては、
1番人気のラングレーが
54キロで着外に敗れました。

そして昨年も、1番人気の
ストロングタイタンが
54キロで着外に敗れました。

何かに呪われているかの
ように極端な当傾向ですが、
これほどの結果が出ている時は、
背景について余計な詮索をする
必要はナシ。傾向が崩れるまで
この点を意識しておけばよいと
思います。

ともあれ「今回は軽いハンデを
貰ったから好走するかも？」と
軽く考えないことが大切です。

【ポイント2】
ハンデ重賞だけど
「格」が効く?

→近10年（中京開催の2000年を
除いた近10年/2000年以降）の
当レースの前走の格別・成績を
診てください。

ＧＩ　　　　　　複勝率25％　1.0.0.3
Ｇ２　　　　　　複勝率35％　3.4.3.19
Ｇ３　　　　　　複勝率18％　4.4.6.63
オープン特別　　複勝率12％　1.2.1.30
準オープン　　　複勝率 8％　1.0.0.12

当レースは「ローカルG3の
ハンデ重賞」でメンバーも
脆弱ですから、力の元値が
足りない馬や格下の馬でも
走れる可能性がありそうと
思いがちですが、じつは
前走でG1やG2など格の
高いレースを走ってきた馬の
アベレージが普通に優秀で、
逆に前走で準オープン戦に
出走するなど格下感の強い
馬が普通に苦戦しています。

前述【ポイント1】と合わせて
考えれば、小倉大賞典は
「ローカルハンデG3重賞らしく
ないレース」と言えるのかも
しれません。

【ポイント3】
前走「中山」出走馬が
狙い目?

→近10年（中京開催の2000年を
除いた近10年/2000年以降）の
当レース出走全馬の、前走場別の
成績を診てください。

中山複勝率33％ 6.3.6.30
東京複勝率15％ 1.1.0.11
中京複勝率 9％ 1.0.0.10
阪神複勝率14％ 1.1.1.18
京都複勝率17％ 1.5.3.44
他場複勝率 0％ 0.0.0.15

このように「前走中山」出走の
馬のアベレージが突出して
います。

中山と小倉では、右回り＆
小回りという大きな共通項が
あり、中距離レースで起こる
展開も非常に似ています。
違いは急坂の有無くらいとも
言えますが、ゆえに直近の
レースで中山戦に出走して、
今回のレースへの予行演習を
しっかり済ませていた馬に
アドバンテージがあるのかも
しれません。

なお、前走で中山金杯に
出走していた馬の成績が
近10年（4.1.4.14）複勝率39％と、
特に目を惹きます。

【ポイント4】
内枠有利

→近10年（中京開催の2000年を
除いた近10年/2000年以降）の
当レースの枠別・成績を診て
ください。

1・2枠複勝率30％ 4.6.2.28
3・4枠複勝率23％ 4.2.3.31
5・6枠複勝率13％ 1.0.4.33
7・8枠複勝率10％ 1.2.1.36

一目瞭然。内枠から外枠に
なるにしたがって、戦績が
きっちり下がっています。

小回りトラックにおける
ハイスピード戦ですので
外枠の馬がなかなか外から
中へ潜り込む機会じたいが
限られますし、また馬場が
良いことが多いですから
内を通ってこられる内枠馬に
利が働きやすいのでしょう。