『ダイヤモンドSの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ダイヤモンドS」の
穴馬探しをお届けします。

ダイヤモンドSは
2/17(土)に
東京芝3400mで行われる
マラソン重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
母父系の「スタミナ色」に
注目したいレース

→近年のダイヤモンドSは
道中のペースの落ち込み方が
かなり大きくなっています。

ですので、当レース好走馬の
血統を診てもステイヤ-色が
濃い馬の好走が少なくなって
いる…と言いたいところですが、
じつはそうでもありません。

父方の血統が軽かったり
瞬発力組成だったとしても、
母父方が鈍重でステイヤ-色の
濃い組成の馬が好走することが
とても多いのです。

2011年以降の当レースで
馬券圏に好走した全21頭の
「母父」を診てください。
このように、多くの馬の
母父方が「ステイヤ-色が
濃い組成」。

2011年1着馬 サドラーズウェルズ
2011年2着馬 エリシオ
2011年3着馬 トニービン
2012年1着馬 カットラス
2012年2着馬 ファビラスダンサ-
2012年3着馬 リファール
2013年1着馬 エリシオ
2013年2着馬 サンデーサイレンス
2013年3着馬 クリスエス
2014年1着馬 アレミロード
2014年2着馬 フジキセキ
2014年3着馬 ジェネラス
2015年1着馬 アレミロード
2015年2着馬 エリシオ
2015年3着馬 ノ-ザンテ-スト
2016年1着馬 ノ-ザンテ-スト
2016年2着馬 アレミロード
2016年3着馬 エリシオ
2017年1着馬 ダンスインザダーク
2017年2着馬 サンデーサイレンス
2017年3着馬 シンボリクリスエス

エリシオ、アレミロード、
トニービン、ジェネラス
ダンスインザダーク…。
母系が「スタミナ祭り」の
趣です。スローペースに
落ちる事が増えたとはいえ、
さすがはマラソンレースと
いったところ。

近年の当レースにおける
血統ポイント=母系の重さ、
なのです。

【ポイント2】
4歳馬が圧倒的に強い

→近年の長距離路線=
新陳代謝が順調ではなく、
ベテラン馬の活躍が多い
イメージもありますが
当レースに限っては
4歳馬の戦績が断トツ。
「若さ」が経験不足を
凌駕しています。
近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。

4歳  複勝率48% 4.3.4.12
5歳  複勝率12% 3.0.1.30
6歳  複勝率21% 2.2.3.26
7歳上 複勝率13% 1.5.2.53

【ポイント3】
「関東馬」が
よく穴をあけるレース

→近10年の当レースで
7番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」は全部で
7頭いますが、うち5頭が
関東馬。関西馬の出走数も
非常に多いレースですが
『穴は関東馬があけている
レース』です。

【ポイント4】
近年は「格下馬」の
一発が現象傾向

→ダイヤモンドSの
近10年の前走クラス別成績を
診てください。

重賞     複勝率19% 6.2.4.54
オープン特別 複勝率15% 3.3.1.40
準オープン  複勝率27% 1.2.3.16
1000万下   複勝率25% 0.1.2.9

このように前走で準オープンや
1000万下の格下レースを
使ってきた馬の成績が良好。

ただ、近年に限ると
この傾向は減退気味です。
近10年好走馬の「前走の
クラス」を診てください。

08年1着馬 ☆
08年2着馬 ★
08年3着馬 ★
09年1着馬 ★
09年2着馬 ☆
09年3着馬 ★
10年1着馬 ☆
10年2着馬 ★
10年3着馬 ☆
11年1着馬 ☆
11年2着馬 ☆
11年3着馬 ★
12年1着馬 ☆
12年2着馬 ★
12年3着馬 ☆
13年1着馬 ☆
13年2着馬 ☆
13年3着馬 ★
14年1着馬 ☆
14年2着馬 ☆
14年3着馬 ☆
15年1着馬 ☆
15年2着馬 ☆
15年3着馬 ★
16年1着馬 ☆
16年2着馬 ☆
16年3着馬 ☆
17年1着馬 ☆
17年2着馬 ☆
17年3着馬 ☆

★=準オープン以下
☆=オープン・重賞

このように、近年は
「格下馬(★印)の好走」が
減っていることがハッキリと
分かります。

近年は、当レースにも
「信頼度が高い人気馬」が
多く出走するようになって
いる事が、近年の当現象を
生み出していると診ています。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。