『チューリップ賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「チューリップ賞」の
穴馬探しをお届けします。

チューリップは
3月3日(土)に
阪神芝1600mで行われる、
桜花賞トライアルです。

今年は、阪神JFの
1・2・3着馬が揃いました。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをご紹介しましょう。

【ポイント1】
収得賞金900万円以下の馬が
必ず1頭は馬券に絡むので
要注目

→当レースのキモです。
じつは、チューリップ賞が
今の「新・阪神コース」で
行なわれるようになった
近11年で「収得賞金が
900万円以下の馬」が
馬券に絡まなかった年は、
一度もありません。

一昨年は収得賞金400万円の
ラベンダーヴァレイが、
昨年も収得賞金400万円の
ミスパンテールが好走して
好配当を提供しました。

収得賞金900万円以下の馬=
実績的に他馬より一枚劣り、
現時点で「チューリップ賞で
3着以内に入り優先出走権を
取らないと、拾得賞金的に
桜花賞出走が厳しい」状況の
馬ですが、そんな崖っぷち馬の
このトライアルレースに賭ける
モチベーションが大きな武器と
なっている一戦なのでしょう。

しかも、そのような馬は総じて
人気は低めですから馬券的にも
格好の狙い目となります。

この法則に照らし合わせると、
今年は「収得賞金1000万を
現時点で超えている馬」の
4頭=ラッキーライラック・
リリーノーブル・
スカーレットカラー・
サヤカチャンで1・2・3着を
独占する結果は無いという
ことになりますが、果たして
どうなりますか。

【ポイント2】
関東馬の意気に要注意

→近10年出走馬の
東西所属別・成績を診てください。
関東馬が大奮闘。

関東馬 複勝率40% 3.4.1.12
関西馬 複勝率18% 7.6.9.98

関東にも桜花賞トライアルが
もちろん設定されていますが
そんな地元戦に目も呉れず
桜花賞本番の練習だとばかり
勇躍遠征してくる関東馬=
実力的にも舞台適性的にも
関西馬を上回る程の好資質を
持っている馬が多い、という
ことなのでしう。

【ポイント3】
「乗り替わり」の馬は
狙いづらい

→まだまだ繊細なこの時期の
3歳牝馬。ですから鞍上は
当然「替わらない」ほうが
ベストなのは明白ですが、
当レースはその傾向が顕著。

近5年の出走全馬を「前走から
騎手が替わらなかった馬、
替わった馬」で分けて診ると
下記のように、替わらなかった
馬の成績のほうが良好です。

前走から乗り替わらなかった馬
   4.3.2.24  複勝率27%
前走から乗り替わった馬
   1.2.3.34  複勝率15%

【ポイント4】
逃げそうな馬に要注意

→近10年で「逃げた馬」が
なんと(2.1.2.5)複勝率50%。
かなり好成績です。

07年 2着 ダイワスカーレット
08年 1着 エアパスカル
09年 2着 サクラミモザ
10年 6着 ストレンジラブ
11年 4着 タガノラヴキセキ
12年 14着 ショウナンマオ
13年 1着 クロフネサプライズ
14年 3着 リラヴァティ
15年 3着 レッツゴードンキ
16年 12着 ヴィブロス
17年 11着 ワールドフォーラブ

スローからのよーいドンに
なりがちな当レースですが
それだけに、ソコソコの
リードを取って逃げたうえで
ソコソコの上がりでまとめて
きた馬には「逃げ残り」の
権利が発生している…と
いうことなのでしょう。

【ポイント5】
前走「マイル」出走馬に
要注目

→タイトルどおり。近10年の
当レースの「前走距離」別の
成績を診てください。

1200m   複勝率 0%  0.0.0.7
1400m   複勝率10%  3.1.0.35
1600m   複勝率31%  7.8.10.55
1700m超  複勝率 0%  0.0.0.17

今回と同じ「マイル」の
レースを使ってきた馬が
断然優勢。3歳春までの
マイルのレース=レベルの
高いレースが多いためこの
好成績に繋がっている面も
あるでしょうが、経験の浅い
牝馬によるレースですから
直近の距離経験が何よりも
大切になっている面も
あるのかもしれません。

以上5点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。