『桜花賞の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「桜花賞」の穴馬探しを
 お届けします。

 桜花賞は4月8日(日)に
阪神芝1600mで行われる
牝馬クラシック第一弾です。

さっそく、桜花賞の
 ポイントをお伝えします。

 【ポイント1】
 「無敗の桜花賞馬」が
誕生した年の2着馬・
3着馬には、お決まりの
 パターンがある

→タイトルどうり。
ラッキーライラックが
無敗で桜花賞を勝つ、と
 お思いの方に読んで
 いただきたい項目です。

1990年以降で
「無敗の桜花賞馬」は
3頭が誕生していますが、
その時の2着馬・3着馬の
桜花賞以前の履歴を
診てください。

1990年
1着アグネスフロー 無敗で桜花賞V
 —————————————
 2着ケリ-バッグ  チューリップ賞2着
3着ハリケンローズ アグネスとは桜花賞が初対戦

1991年
1着シスタートウシ 無敗で桜花賞V
 —————————————
 2着ヤマノカサブラ シスターとは桜花賞が初対戦
3着ノーザンドライ シスターとは桜花賞が初対戦

2004年
1着ダンスインザム 無敗で桜花賞V
 —————————————
 2着アズマサンダー ダンスとは桜花賞が初対戦
3着ヤマニンシュク ダンスとは桜花賞が初対戦

 上記のように「2着馬」+
 「3着馬」計6頭のうち
5頭が、その年に勝った
「無敗の桜花賞馬」と
桜花賞の時が初めての
対戦だったのです。

 無敗の桜花賞馬が勝つ
年に2着3着に来るのは、
それまでその無敗馬との
対戦経験が全く無い馬、
というのが、これまでの
 お決まりのパターン。

 逆に無敗馬と既に対戦済で
負けていた馬では、本番の
桜花賞で再び好走できる
可能性は薄いワケです。

ラッキーライラックが
勝つとお考えの方は、
2着・3着に、あえて
「ラッキーライラックと
未対戦の馬」を付ける策が
効果的かもしれません。

 【ポイント2】
5番枠から内枠の馬が
全然ダメ

→桜花賞の「魔の法則」です。
 桜花賞が新装外回りコースで
行われるようになった近11年の
全出走馬の、馬番別の成績を
診てください。

1~5番   複勝率  4%  0.0.2.52
 6~10番   複勝率24%  7.3.3.41
 11~15番   複勝率22%  2.5.5.43
 16~18番   複勝率18%  2.3.1.27

一目瞭然。5番から内枠に
入った馬の成績だけが
全然ダメです。

 最近は内枠有利のレ-スが
多いですが、桜花賞は真逆。
とにかく内寄りの枠に入ると
 ダメなのです。

 繊細な気性の3歳牝馬が
多頭数で走るガチンコG1。
よって内枠馬はペースが
一気に上がる勝負どころで
内々で揉まれがちですが
 それが精神的に堪えたり、
 肝心の進路をスムーズに
確保できなかったりと
様々な「リスク」を負う
確率が高く内枠=むしろ
不利な材料となりやすい
 レース、ということ。

 昨年も、1~5番枠の馬は
 オール8着以下でした。

 今年も、1~5番枠に入った
馬は推しません

【ポイント3】
 「最速上がりで勝った実積」が
桜花賞Vへの最低条件

→タイトル通り。桜花賞が
新装外回りで行われるように
 なった近11年の勝ち馬11頭の
 うち9頭が、桜花賞以前に
「最速上がりで勝ったことが
最低1度はある」馬でした。

07年1着 ダイワスカ なし(準最速はアリ)
08年1着 レジネッタ 2度あり
09年1着 ブエナビス 3度あり
10年1着 アパパネ  1度あり
11年1着 マルセリ- 1度あり
12年1着 ジェンティ 1度あり
13年1着 アユサン  1度あり
14年1着 ハ-プスタ 3度あり
15年1着 レッツゴー 1度あり
16年1着 ジュエラー 1度あり
17年1着 レーヌミノ 1度あり

外回りの桜花賞はラストの
長い直線で瞬発力とキレを
競うレースに変わったため、
 桜花賞以前にそのような走り
=最速上がりを自身が使い、
しかも勝ちきった「実積」が
活きやすくなっている、と
 いうことなのでしょう。

 今年も当項目「該当馬」から
推奨馬を選択します。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。