『ヴィクトリアマイルの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ヴィクトリアマイル」の
穴馬探しをお届けします。

ヴィクトリアマイルは
5月13日(日)に
東京芝1600mで行われる
古牝馬のマイルG1です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
「中距離型の強い差し馬」の
差しが届かず負けるのが
お約束パターン

→タイトルどうり。
このレースは「普段は
マイルではなく中距離を
主戦場としている、人気の
中距離型差し馬」がよく
負けているレースです。

下記は、その一例。

12年16着 オールザットジャズ
14年 7着 デニムアンドルビー
15年 6着 ヌーヴォレコルト
15年 7着 ディアデラマドレ
16年 3着 ショウナンパンドラ
17年 7着 ミッキークイーン

上記のいずれも「普段は
マイルを主戦場として
おらず1800~2000mを
中心に使われていた
中距離型差し馬」なのに、
このレースはG1だからと
距離適性を二の次にして?
出走してきた馬たち。

結局、こういった
中距離馬の差しが、
たとえ上位人気でも
届かずに負けてしまう
場合が多いのです。

ショウナンパンドラや
ミッキークイーンなどは
いかにもの象徴例でしょう。

原因は明白です。
年2回だけしか行われない
牝馬限定G1への「出走」を
優先するあまり、この
レースには「マイル適性の
低い中距離馬」が多く出て
きます。しかし、それが
差し馬だとエンジンが掛かる
前にゴール…ということが
多い、ということ。

まして、当レースは流れが
(東京マイル戦のワリに)
あまりタフになりませんから、
東京マイル戦で必要とよく
言われる「距離ぶん以上の
スタミナ」は求められません。

むしろ当レースで求められて
いるのは、流れに巧く乗って
マイル戦へ適応するための
機動力です。

ですので、たとえ人気馬でも
たとえ中距離で強い馬でも
マイル適性が低いとダメ。

しかも(マイル戦で欲しい)
俊敏さや機動力に欠ける
「差し馬」は、なおさら
このレースでは苦しみがち、
ということなのです。

まずは中距離型で差し脚質の
人気馬の評価を一枚下げる
ことから予想作業を始めたい
レースです。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。