『日本ダービーの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「日本ダービー」の
穴馬探しをお届けします。

日本ダービーは
5月27日(日)に行われる、
クラシックの大一番です。

今年は、10頭を超える馬に
勝つチャンスがある印象。
近年にない「大激戦」の
ダービーとなりました。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
近年のダービーの狙い目は
「皐月賞負け組の挽回」

→近10年のダービー出走馬の
前走別・成績を診て下さい。

皐月賞    複勝率23% 8.7.4.63 
青葉賞    複勝率19% 0.2.3.22 
京都新聞杯  複勝率14% 1.1.1.18 
プリンシパル 複勝率 9% 0.0.1.10
NHKマイル 複勝率 7% 1.0.1.28  

「ダービーの最大の
トライアルは皐月賞」と
よく言われるように
前走皐月賞組が優勢です。

ただ近年は「皐月賞に
出走するも本気でとりに
いかず、叩き台的に使い、
ダービーで目イチ勝負」の
スタンスを明確に打ち出す
陣営が増えてきました。

下記は近10年のダービーの
好走馬ですが、★印の馬=
皐月賞→ダービーで着順を
1つ以上あげて馬券に絡んだ
馬です。ほぼ半数の14頭に
★印が付きました。

08年1着馬   前走/NHKマイル1着
08年2着馬 ★ 前走/皐月賞9着
08年3着馬 ★ 前走/皐月賞6着
09年1着馬 ★ 前走/皐月賞14着
09年2着馬 ★ 前走/皐月賞13着
09年3着馬 ★ 前走/皐月賞9着
10年1着馬 ★ 前走/皐月賞3着
10年2着馬 ★ 前走/皐月賞4着
10年3着馬   前走/皐月賞1着
11年1着馬   前走/皐月賞1着
11年2着馬   前走/青葉賞1着
11年3着馬 ★ 前走/皐月賞11着
12年1着馬 ★ 前走/皐月賞3着
12年2着馬   前走/青葉賞1着
12年3着馬   前走/京都新聞杯1着
13年1着馬   前走/京都新聞杯1着
13年2着馬   前走/皐月賞2着
13年3着馬   前走/青葉賞2着
14年1着馬 ★ 前走/皐月賞4着
14年2着馬   前走/皐月賞1着
14年3着馬   前走/青葉賞6着
15年1着馬   前走/皐月賞1着
15年2着馬   前走/京都新聞杯1着
15年3着馬   前走/青葉賞1着
16年1着馬 ★ 前走/皐月賞2着
16年2着馬 ★ 前走/皐月賞3着
16年3着馬   前走/青葉賞1着
17年1着馬 ★ 前走/皐月賞5着
17年2着馬 ★ 前走/皐月賞6着
17年3着馬   前走/青葉賞1着

このように、ダービーで
好走する馬のほぼ半分は、
「皐月賞から着順を
あげる馬」なのです。

しかも★印の14頭のうち
10頭は、皐月賞で馬券に
絡めなかった馬。そんな
「直近G1の凡走馬」が
平然と挽回してくるのが、
日本ダービーなのです。

皐月賞を程々の仕上げで
程々に走っておき、次の
ダービーで目イチ勝負に出て
好走する馬が多いという事。
昨年もその典型でした。

また、皐月賞とダービーは
求められる適性が逆ですから
皐月賞の敗退=ダービーに
向けては吉兆とも言えます。

しかも、皐月賞敗退組は
ダービーでもれなく人気を
下げるため妙味も十分。

今年もこのパターン=
皐月賞敗退組の前進に
要注意な気がしますが…
どうでしょうか。

【ポイント2】
今の東京は
キングカメハメハ向きの
高速馬場?

→先週のオークスは人気通りの
決着になりましたが、ただ
1・2・3着は父が非サンデー。
しかもキングカメハメハ系の
ワンツーでした。

キングカメハメハといえば
超・高速馬場だった04年の
ダービーを圧勝した馬。

つまりキングカメハメハ=
高速馬場の東京2400mへの
適性を持ち合わせる血、と
言えるわけですが、今の
東京の芝はまさに高速馬場。

ゆえに、先週のオークスでも
この血を父方に濃く配した
馬が「血に後押しされて」
ワンツーを果たせた、とも
思うのです。

ちなみに今開催の東京芝で
キングカメハメハ産駒は
(5.2.2.11)複勝率45%と
好調。今春の高速馬場への
適性をいかんなく発揮して
いる印象です。

キングカメハメハや
キングマンボらへと遡る筋を
持ち合わせる馬については
評価を1ポイントプラスで、
と考えています。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。