『鳴尾記念の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「鳴尾記念」の穴馬探しを
お届けします。

いよいよ次週から、
夏の阪神競馬が開幕します。
オーラスは4週後の宝塚記念。

鳴尾記念は、その開幕日に
阪神芝2000mで行われる
伝統のG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

なお、鳴尾記念が現行の
「6月阪神の開幕週」施行と
なったのは2012年から。

よって、下記で紹介する
各傾向などは、2012年から
昨年まで「計6年ぶん」の
鳴尾記念のレース結果を
基にしたものです。

【ポイント1】
「小回り芝2000m重賞」で
連対実績のある馬を狙え

→当レースのキモです。
下記のように、
全6年の好走馬18頭のうち
11頭が「小回りコースでの
芝2000m重賞」で、すでに
連対した実績を持っていた
馬でした。

12年1着 トゥザグロ  連対あり(中日新聞杯 ※小倉施行)
12年2着 ショウナン  連対あり(中日新聞杯 ※小倉施行)
12年3着 トーセンラ
13年1着 トウケイへ
13年2着 エクスペデ  連対あり(小倉記念)
13年3着 ダノンバラ  連対あり(ラジオNIKKEI杯)
14年1着 エアソミュ
14年2着 アドマイヤ  連対あり(中山金杯ほか)
14年3着 フラガラッ
15年1着 ラブリーデ  連対あり(小倉記念)
15年2着 マジェステ
15年3着 アズマシャ  連対あり(ラジオNIKKEI杯)
16年1着 サトノノブ  連対あり(小倉記念)
16年2着 ステファノ  連対あり(QE2世C) 
16年3着 プランスペ
17年1着 ステイイン
17年2着 スマートレ  連対あり(秋華賞)
17年3着 マイネルフ  連対あり(中山金杯)

つまり、毎年馬券に絡む
3頭のうち「ほぼ2頭」が
小回り2000m重賞連対馬、
ということ。

鳴尾記念の舞台は内回り
=小回りの阪神2000m。
しかも馬場状態が良い&
メンバーレベルも結構高い
レースですから、たとえ
道中のペースがさほど速く
なくとも相応のパワーが
必要です。

ゆえに、要パワー戦が
圧倒的に多い「小回りの
芝2000mでの重賞」での
好走実績がストレートに
活きるのでしょう。

もちろん、そのような
レースでの好走実積を持つ
馬の大半が「小回り向きの
器用な機動力・実戦力を
備えている」事も当傾向の
要因の一つと思います。

【ポイント2】
4・5歳がベテランを圧倒

→「若い馬のほうが成績が
良い重賞」は多いですが、
これほど極端な傾向が
出ている重賞は珍しい?

近6年の馬齢別成績は下記の
とおり。圧倒的に4・5歳が
優勢です。

4歳 複勝率57% 1.1.2.3
5歳 複勝率43% 3.2.1.8
6歳 複勝率22% 2.1.2.18
7歳 複勝率10% 0.2.1.26

【ポイント3】
スローペースの年は
父サンデー系が強い

→超スローになった昨年は
父サンデー系が3着までを
独占しました。流れが緩むと
小回りコースゆえ瞬発力が
すごくカギになりますから、
サンデー系のそれが活きます。

しかし、逆にペースが
タフに流れた2014年は
非サンデー系のワンツー。
各騎手が小回りトラックを
意識しすぎると、一気に
レース質が厳しくなるのも
小回りニ千重賞ですが、
そうなるとタフな血筋が
多い「非サンデー系」の
台頭がグッと増えます。

ペースが緩急どちらにも
転ぶ小回りニ千重賞ですが、
今回想定されるペース次第で
「狙う血統」を買えるのも
一興と言えましょう

【ポイント4】
最内枠の馬が全滅中

→近6年の枠別成績は下記の
とおり。1・2枠の内枠馬が
連対ゼロと大苦戦中です。

1・2枠 複勝率14% 0.0.2.12
3・4枠 複勝率25% 1.0.3.12
5・6枠 複勝率17% 1.2.0.15
7・8枠 複勝率33% 4.4.0.16

内枠馬がテンに行けず
包まれて苦戦するシーンが
目につきます。小回りでの
重賞レースですから内枠馬=
テンに行ける脚がありそうな
馬なら評価するスタンスで
丁度いいと考えます。

以上の4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。