『鶴ヶ城特別の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「鶴ヶ城特別」の
穴馬探しをお届けします。

鶴ヶ城特別は
7月15日(日)福島10Rで
行われる、1000万クラスの
ダート1150m戦です。

次週末に行われる重賞は
函館記念1クラのみ。

そこで今週は
日曜福島10R・鶴ヶ城特別の
展望もお伝えします。

さて、福島競馬では
毎開催1レースずつ
「ダート1150mでの
1000万の特別レース」が
行われています。

福島ダート1150mで
準オープン・オープン戦は
現在行われていませんから、
1000万の特別レース=
当舞台における最高峰戦。

そんな、年3クラほどしか
行われない非常にレアな
「福島ダート1150mでの
1000万の特別戦」には、
展開面・脚質面における
ある傾向が存在します。

それは…

▼意外に差しが多くキマる

▼上位人気の逃げ先行馬は強いが、
  「人気薄」の逃げ先行馬が
 穴をあけるケースは少ない

▼「人気薄」の差し追込馬は
 けっこう馬券圏に差し届いてくる

▼よって「上位人気の逃げ先行馬+
  穴の差し追込馬」の組合せで
 決着するレースも多い

ということ。

2012年以降の
「福島ダート1150mでの
1000万の特別戦」16クラで
3着以内に好走した48頭の、
人気順・脚質を診てください。

各レース、左から順に
1・2・3着馬の人気順+
脚質を記しています。

数字は人気順
○逃げ先行馬
●差し追込馬
(例/04○=4番人気で先行した馬)

12年春 米沢 04○ 02● 06●
12年夏 鶴ヶ 05● 02○ 01○
12年秋 フル 13● 01○ 10●
13年春 米沢 02○ 04● 06●
13年夏 鶴ヶ 04● 07○ 08●
13年秋 フル 06○ 02● 04●
14年春 米沢 01○ 14● 12●
14年夏 鶴ヶ 03○ 05● 16●
14年秋 フル 01○ 03● 04●
15年春 ラジ 09● 05○ 15●
15年夏 鶴ヶ 09● 06○ 01● 
15年秋施行なし
16年春 ラジ 02● 01○ 03○
16年夏 鶴ヶ 03● 01○ 06○
16年秋施行なし
17年春 ラジ 02● 01○ 13○
17年夏 鶴ヶ 01● 03● 06○
17年秋施行なし
18年春 ラジ 02● 03● 09●
—————————-
18年夏 鶴ヶ  ? 

上記48頭のうち29頭が●=
差し追込。とてもダートの
短距離とは思えない現象です。
それだけ福島ダート1150mの
1000万戦=「後ろ」の馬が
届いている、ということ。

また、○の人気平均値は「3.4」。
逆に●の人気平均値は「6.1」。

つまり○=逃げ先行馬は
上位人気馬の好走が多く、
●=差し追込は穴馬の
好走が多いというワケです。

そして、上記のように
「上位人気の先行馬+
穴の差し追込」で決まった
レースもかなり多い。

福島ダート1150mの
1000万条件における
脚質傾向が、お分かり
頂けるかと思います。

超小回りのダート短距離、
かつ当舞台では貴重な
1000万戦ということで
各陣営がピンポイントで
「適性が非常に高そうな
韋駄天タイプの短距離馬」を
送り込んできます。

その結果、福島ダ1150mの
1000万は常に徹底先行型の
馬だらけの「前がかり」色が
強いメンバー構成になりがち。

そのため、テン・道中とも
流れがかなり速くなります。

それでも、耐久力・能力に
長けた上位人気の先行馬なら
同型馬を強引に振り切って
馬券圏に粘り込みますが、
それほど強くない逃げ先行馬は
激流に呑み込まれ壊滅しがち。

そこへ、後方でノンビリ脚を
溜めていた「無欲の低人気の
差し追込穴馬」がとんできて
漁夫の利をさらう…

そんな決着パターンが
毎度繰り返されているのです。

年3度だけ行なわれる
1000万の福島ダ1150m戦は
『強い逃げ先行馬+穴妙味の
差し追込馬を狙え』が鉄則、
ということ。

その点を踏まえ、今年の
鶴ケ城特別でも会員様には
PART2穴馬結論編の記事で
推奨馬を「セット」で2頭、
お伝えする予定です。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。