『キンシャサ産駒×社台系牧場生産×ダート戦=狙い目』田中洋平

 

今日はキンシャサノキセキ産駒の狙い目を紹介します。

 

キンシャサ自身が高松宮記念連覇を成し遂げているように、

芝の短距離が得意な産駒がイメージです。

 

しかし、キンシャサ産駒は芝ダート問わず、そこそこ走ってます。

 

データを見てみると、

 

◆芝

勝率7% 連対率14% 複勝率21%

単勝回収率51% 複勝回収率62%

 

◆ダート

勝率10% 連対率21% 複勝率30%

単勝回収率78% 複勝回収率92%

 

実はダートの方が好走率と回収率が高い傾向なのです。

 

父親のイメージと大きな違いがありますね。

 

そしてキンシャサノキセキの馬主は、

ノーザンファームを率いる吉田勝己氏の妻、吉田和美オーナー。

 

ということは、社台系の牧場で多く種付けされるのは必然です。

 

◆社台系牧場

社台ファーム

ノーザンファーム

社台白老ファーム

追分ファーム

 

おなじみですが、社台系牧場はこの4つ。

 

通常のキンシャサ産駒の成績がこちら↓

 

勝率8% 連対率17% 複勝率25%

単勝回収率64% 複勝率76%

 

と、ぜんぜん儲からないのですが、

社台系4牧場で生産した馬だけに限ると、

 

勝率14% 連対率24% 複勝率31%

単勝回収率86% 複勝率85%

 

このように成績も回収率もパワーアップします。

 

さらにここから、芝とダート別に分けてみましょう。

 

◆芝

勝率10% 連対率17% 複勝率23%

単勝回収率39% 複勝率46%

 

◆ダート

勝率18% 連対率32% 複勝率40%

単勝回収率138% 複勝率127%

 

このようにキンシャサ産駒は、意外とダートの方が走るのです。

 

社台系牧場で生産された馬に限らず、

キンシャサ産駒全体でもダートの方が成績と回収率が良いので、

カタヨリではなく、傾向と判断して良いかと思います。

 

しかしキンシャサは『芝の短距離』というイメージが強いので、

ノーマークになり高い回収率になるわけです。

 

『キンシャサ産駒×社台系牧場生産×ダート戦=狙い目』

 

この方程式の馬を見つけたら、積極的に狙ってみましょう。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。