『阪神JFの穴馬探しPART1』シベリアン

「阪神JF」の穴馬探しを
 お届けします。

 阪神JFは
12月11日(日)に阪神で
行われる2歳牝馬のG1です。

さっそく、当レースで
「考察すべきポイント」を
 ご紹介していきましょう。

 【ポイント1】
 「大型馬」は信用できない

→各メディアで取り上げられる
 ことがあまり無い、阪神JFの
知られざる?鉄板法則です。

 何はともあれ近5年の
阪神JF出走馬の体重別・
全成績を診てください。

439キロ以下    2.0.2.23 複勝率 15%
440キロ~459キロ 1.2.1.21     16%
460キロ~479キロ 1.3.2.17     26%
480キロ以上    1.0.0.14       7%

このように、阪神JFでは
大型馬の成績が不振です。
 馬券に絡んだのはわずか1頭。
しかも、それは「1番人気」で
勝ったメジャーエンブレムです。

 凡走した14頭の中には
 サウンドリアーナ(3番人気)、
ロカ(1番人気)といった
各年の上位人気馬も含まれて
 います。

じつは当レースが外回りでの
施行になった2006年以降、
480キロ以上の「大型馬」が
連対したのはウォッカ・
 メジャーエンブレムの2頭だけ。

 阪神JF=2歳牝馬のレースゆえ、
 仕上がりが大きく遅れている
 ケースも多い大型馬は苦戦する
傾向が出てしまうでしょう。

また、多頭数の混戦状態から
 サッと抜け出して差す俊敏さも
必要ですから、エンジン点火が
少し遅れることが多い大型馬は
 その点でもツラい。一昨年の
 ロカなどは(出遅れが響いたに
 せよ)まさに「典型」でしょう。

 大型ではない仕上がり早&
 俊敏性の高い馬を狙うのが
 まずは当レースで的中させる
近道、と言えるワケです。

 【ポイント2】
 逃げ馬が苦しい

→近10年で「逃げた馬」は
(0.0.1.9)と連対ナシ。
コース形態の印象のママですが
外回り戦らしい傾向がしっかり
現れています。

 【ポイント3】
 上がりタイムに要注目

→上記【ポイント3】と密接に
関連してているテーマですが
外回りの当レースで好走する
 ためには「しっかりとした
上がりの脚」が必要。

ということで、近10年の
当レースの勝ち馬はすべて
出走馬中トップ3以内の速い
末脚を出して勝ちましたが、
しかも10頭のうち9頭が、
 阪神JFの「前走」でも同様に
出走馬中トップ3以内の速い
末脚を繰り出していました。

つまり、今年の出走馬に
関しても前走の上がり脚の
「速さ」をチェックすれば、
 今回の阪神JFで勝つ資格を
持っている馬か否かが事前に
分かる、というワケです。

 【ポイント4】
キャリアが少ない馬に要注目

→タイトルどうり。近10年の
当レース(=外回り新コースでの
施行に移行した2006年以降)に
出走した全馬の「それまでの
出走数別の成績」を診てください。

キャリア1走馬  複勝率25% (1.1.2.12)
キャリア2走馬     30% (5.1.2.19)
キャリア3走馬     13% (4.2.3.59)
キャリア4走以上    13% (0.6.3.60)

キャリアが若い方が成績が良く、
 勝ち馬は全てキャリア3走以下。

 特にキャリア2走以下の馬の
好アベレージが目につきます。

G1だけに「レース経験値」が
 とにかく必要…というワケでは
無く、むしろレース数はあまり
 こなしていないものの、その
際に強靱なパフォーマンスを
示していた馬の素質・上積みに
期待を賭けるほうが得策な一戦…
ということが、当データから
読み取れます。

 以上4点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。