『香港カップの穴馬探しPART1』シベリアン
「香港カップ」の
穴馬探しをお届けします。
香港カップは、日曜日に
シャティン芝2000mで
行われる国際G1です。
発走時刻は日本時間の
夕方5時30分。今回も馬券は
発走4分前まで購入できます。
グリーンchで無料生中継。
芝2400mの香港ヴァーズ、
芝1200mの香港スプリント、
芝1600mの香港マイル、
そして芝2000mの香港カップ。
今年は、この4つの国際G1に
13頭も日本馬が出走します。
さて、先日の凱旋門賞で
はじめて「海外馬券」が
日本国内で発売され驚異的な
売上額を記録しましたが、
今回の日本馬の大量出走は
それと深く絡んでいます。
JRAにしろ(売上の数%が
手数料名目で入る)招く側の
香港の主催者にしろ、日本馬が
大量出走する=日本国内での
馬券の売上アップに直結する=
各々の懐が温まる…と、まさに
いい事づくめだからです。
ただそれにより、多くの
日本馬が有馬記念をパスして
香港G1に出走することに…。
JRA肝いりの海外馬券の発売が
有馬記念のメンバー薄化現象を
招くとは、何か本末転倒な気も
します(笑)。
では、当日の4つのG1の
中でもメインイベントとなる
「香港カップ」のポイントを
4点お届けしましょう。
【ポイント1】
内枠の馬に要注目
→じつは、シャティンの
芝2000mコースは、
JRA各場の2000m以上に?
内枠馬が有利です。
その理由は単純で、発走後に
すぐ1コーナーを迎えるから。
昨年のエイシンヒカリのように
「何が何でも逃げる」極端な
タイプの馬なら枠は何処でも
関係ありませんが、それ以外の
いわゆる「普通の馬」には
内枠が大きな武器となります。
実際に、香港カップの近5年の
好走馬15頭を診ると一目瞭然。
下記のように「5番から内の
ゲート番に入っていた馬」が
半数以上の8頭を占めています。
11年1着 カリフォルニ(★) 1番ゲート
11年2着 イリアン (★) 10番ゲート
11年3着 ザズー (独) 8番ゲート
12年1着 カリフォルニ(★) 1番ゲート
12年2着 ジオフラ (仏) 13番ゲート
12年3着 アルコポップ(豪) 4番ゲート
13年1着 アキードモフ(★) 1番ゲート
13年2着 トウケイヘイ(日) 5番ゲート
13年3着 シリュスデゼ(仏) 10番ゲート
14年1着 デザインズオ(★) 3番ゲート
14年2着 ミリタリーア(★) 8番ゲート
14年3着 クライテリオ(豪) 9番ゲート
15年1着 エイシンヒカ(日) 12番ゲート
15年2着 ヌーヴォレコ(日) 3番ゲート
15年3着 ブレイジング(★) 2番ゲート
※(★)は香港馬
※香港競馬は、ゲート番号と
馬番号(ゼッケン番号)が異なります。
たとえば昨年のヌーヴォレコルトは
馬番号14番、ゲート番号3番。
いわゆる「内枠=3番ゲートからの
発進」でした
特に★印の馬=「香港馬」の
ゲート番を診てください。
見事なほど、内枠利を活かして
快走した馬ばかりなのです。
つまり「当舞台の内枠の利を
よく知る地元の香港馬」に
絶好枠が当たれば、まさに
鬼に金棒的な面があるレース、
というワケ。
昨年も、優勝したのは
外枠のエイシンヒカリでしたが
2・3着は内枠馬が占め、
3着は地元の香港馬でした。
ゲート番号をチェックせずに
香港カップを買うなかれ。
当レースの予想において最も
大切なポイントと診ています。
なお、ゲート番は
今週8日(木)の枠番抽選会で
決定します。
次項PART2では
香港カップのローテーションや
血統について、そのポイントを
記します。
PART2に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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