『スクリーンヒーローの勝手なイメージを裏返せば』田中洋平
今日はモーリスの父親、スクリーンヒーローに注目しましょう。
モーリスにゴールドアクターと、
今一番熱い種牡馬ですが、現役時代はちょっと地味な印象。
9番人気でジャパンカップを勝っていますが、
それ以降は、天皇賞秋の2着だけです。
なので、そもそも種牡馬としてあまり期待されてなかったのでしょう。
モーリスの母親、メジロフランシスは中央で7戦して0勝、
3着以内すらないという成績。
そしてゴールドアクターの母親ヘイロンシンは、
中央の平地で0勝、その後障害レースで2勝という馬。
どちらの牝馬もぜんぜん良血じゃないので、
モーリスとゴールドアクター兄弟馬たちは、どちらも中央ではほとんど活躍してない。
この現実を見ると、スクリーンヒーロー恐るべし!です。
これから良血の牝馬にどんどん種付けされるんでしょうけど、
こちらもどうなるか?楽しみですね。
ますますハジけるのか?
それとも逆に期待ほど走らないのか?
数年後の結果が楽しみですが、今日は素直に狙えるポイントを。
モーリス、ゴールドアクターと芝の重賞での活躍が目立ちますが、
◆芝
勝率8% 連対率14% 複勝率20%
単勝回収率58% 複勝回収率80%
◆ダート
勝率10% 連対率17% 複勝率24%
単勝回収率170% 複勝回収率117%
芝での活躍が目立っているからこそ、逆にダートが美味しい。
さらにスクリーンヒーローは『芝の中・長距離』というイメージだからこそ、
ダートでの評価が少し低くなり、オッズが甘くなるのだと思います。
いつの時代も競馬ファンのイメージとのズレが、配当妙味を生み出しますね。
『競馬の常識や勝手なイメージ』
これを疑うように意識すれば、プラス回収が見えてくると思います。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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