『中山大障害の穴馬探しPART1』シベリアン

「中山大障害」の
穴馬探しをお届けします。

今週末のJRAは
金・土・日の3日間開催。

中山大障害は、金曜に
中山で行われる障害G1です。

先日の土曜の狙い目で
「今年の中山大障害は
久々に楽しみなメンバーが
揃いそう」と記しました。

しかし…残念ながら、
その後にサナシオン・
ニホンピロバロンの
大駒2枚が怪我で戦線離脱。

昨年の2着馬エイコーンパスも
引退していますし、結局は
今年も寂しいメンバー構成に
なってしまいました。

それでも、レースが始まれば
メンバーの薄さなど気にならず
熱くなれるのが中山大障害。
今年も楽しみたいと思います。

では、中山大障害の
ポイントをお伝えしましょう。

なお、この冬の大障害は
「日照時間」の関係で
当日の中山メーンではなく
中山10Rとして行われます。

(春のグランドジャンプは
メーンで行われます)

【ポイント1】
単純な話だけど大事!
「中山障害コース」での
好走実積をチェックせよ

→近5年の当レース好走馬の
「それまでの中山障害戦での
成績」を診てください。

11年1着馬 0.1.0.0
11年2着馬 1.0.0.0
11年3着馬 0.0.0.1
12年1着馬 0.0.0.0
12年2着馬 0.1.0.0
12年3着馬 4.1.0.0
13年1着馬 1.0.1.0
13年2着馬 1.0.1.0
13年3着馬 1.0.0.0
14年1着馬 1.0.0.0
14年2着馬 4.0.1.0
14年3着馬 2.1.0.6
15年1着馬 1.1.0.0
15年2着馬 0.0.0.0
15年3着馬 1.0.0.0

15頭のうち、中山の障害戦で
それまで馬券圏に好走した
経験が無かったのは3頭だけ。

つまり中山大障害で好走する
ためには、まずは中山の
障害戦(大障害でなくても可)で
馬券圏に好走した実積が欲しい、
というワケです。

高低差があって距離も長い
バンケット(=坂路)を
下って上ってくる障害コースは
中山だけ。ゆえに、中山の
(大障害ではない)普通の
障害戦でもその特殊な中山での
好走経験の有無がレースの
結果に響きやすいものですが
タフな大障害はなおさら、と
いうことなのでしょう。

実際に一昨年は、中山障害で
(0.0.0.1)ながら2番人気に
推されたオースミムーンが
6着に沈みましたし、2013年も
中山障害に初出走で4番人気に
推されたメイショウヨウドウが
9着に大敗しています。

障害馬にとって「中山」は
特殊舞台であり、ともあれ
好走実積が欲しいコース。
単純な話ですが、中山実積の
チェックから予想作業を
始めるべきレースなのです。

【ポイント2】
極端な「東高西低」

→近10年の中山大障害の
東西所属別成績を診てください。

関西 7.8.7.55 複勝率28.6%
関東 3.2.3.57    12.3%

説明不要のダブルスコア。
といいますか「ダブル」以上の
大きなアベレージ差です。

じつはコレ、大障害に限った
話ではありません。関東圏で
行われる障害レースでは
関西馬が全般的に強いのです。

詳しいデータはまた機会を
設けて紹介しますが、しかも
平地戦と違い、遠征してきた
関西馬の詳しいプロフィールを
ファンがあまり知りませんし
新聞にも厚い印が付かないですから
遠征してきた障害関西馬には
妙味もたっぷりついてきます。

今回は注目度の高い大障害ゆえ
さほど妙味は期待できませんが
関東での障害戦では、今回に
限らずぜひ関西馬に注目して
美味しい馬券をとってください。

【ポイント3】
最近は「若い馬」が強い

→近10年の中山大障害の
馬齢別成績を診てください。

4歳  4.1.2.15 複勝率31.8%
5歳  4.4.4.26    31.6%
6歳  1.4.2.26    21.2%
7歳  1.1.2.23    14.8%
8歳上 0.0.0.22        0%

馬齢が上がるにつれて
キレイに成績が下がっています。

以前はベテラン馬が何度も
何度も障害G1に挑んだうえで
ついに「悲願の障害G1」を
達成するシチュエーションが
多かったのですが、近年は
ちょっと様変わり。若い馬が
ハバを利かせるようになって
きています。

以上2点を意識したうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。