『有馬記念の穴馬探しPART1』シベリアン

「有馬記念」の穴馬探しを
 お届けします。

 今週末のJRAは
金・土・日の3日間開催。

 有馬記念は、日曜に
中山芝2500mで行われる
 グランプリレースです。

さて、当予想記事ではいつも
 レース前日に配信している
「結論編・記事」で私からの
推奨馬をお伝えしています。

しかし、今回の有馬記念は
少しだけ趣向を変えさせて
頂こうと思います。

 有馬記念だけは、読者の
皆さま各々が「コレ」と
感じる馬を、思い切って
買って頂きたい。それでこそ
1年のシメのグランプリ。

そんな私の思いから、
あえて今回の有馬記念に
限り、私からの推奨馬は
 お伝えしない事にしようと
思います。

 但し、その「代わり」と
 しまして…今回の16頭の
出走馬すべてについて、
 私シベリアンの「短評」を
結論編の記事で記して、
レース前日に配信させて
 いただきます。

ぜひ短評を参考にして頂き、
 今年のグランプリをお楽しみ
頂ければと思います。

では、いつものように
有馬記念の考察ポイントを
 ご紹介していきましょう。

 【ポイント1】
ジャパンカップ好走馬が
 あまり走らない

→近年の有馬記念で、最も
顕著な傾向はコレでしょう。

 昨年まで5年間の
 ジャパンカップで3着以内に
好走した馬の、次走有馬記念の
成績は何と(0.1.1.6)!

 直前のG1で快走した馬とは
思えないほど、有馬記念で
「ジャパンカップ好走馬」は
好走しないのです。

 直前のジャパンカップで
好走した馬=東京2400mに
適性が高い馬ということに
 なりますし、ジャパンカップで
目イチ勝負をかけた馬、とも
言えます。

ですので、適性が高くない
中山2500mに舞台が替わり、
また目イチ勝負の3週後という
 こともあり、ジャパンカップの
好走馬が有馬で成績を下げる
可能性はそもそも高い、という
 ことなのでしょう。

ジャパンカップ・有馬記念を
連勝した馬は、2006年の
 ディープインパクト以来、
いません。ディープほどの
馬でないと難しいコト、
なのです。

ですので、ウラを返せば
有馬記念でよく好走するのは
直前のジャパンカップで
4着以下に凡走した馬、
そして直前のジャパンカップに
出走していなかった馬、と
 いうことになります。

 近5年の有馬記念で好走した
全15頭の前走履歴を診てください。
 (カッコ数字)は人気順。

11年1着 オルフェーヴル ▼
 11年2着 エイシンフラッ ◎(JC 8着)
11年3着 トゥザグローリ ◎(JC 5着)
12年1着 ゴールドシップ ▼
 12年2着 オーシャンブル ▼
 12年3着 ルーラーシップ  (JC 3着)
13年1着 オルフェーヴル ▼
 13年2着 ウインバリアシ ▼
 13年3着 ゴールドシップ  (JC 2着)
14年1着 ジェンティルド ◎(JC 4着)
14年2着 トゥザワールド ▼
 14年3着 ゴールドシップ ▼
 15年1着 ゴールドアクタ ▼
 15年2着 サウンズオブア ◎(JC 5着)
15年3着 キタサンブラッ ▼

 ◎印=直前のジャパンカップで
4着以下に凡走した馬。

▼印=直前のジャパンカップに
出走していなかった馬。

◎印+▼印の馬で
15頭中13頭を占めています。

 以上、全国1000万人の
 サブちゃんファンを敵に回す
 データでしたが(笑)昨年も
 ジャパンカップ2・3着馬が
有馬で5・12着に敗れました。

 今年は、ジャパンカップの
上位3頭が揃って出走予定。
 果たしてどうなりますか。

 次項PART2では、その他の
 ポイントについて記します。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。