『京阪杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京阪杯」の穴馬探しを
お届けします。

今年の京都競馬も
いよいよ次週でラスト。
京阪杯は、日曜に
最終12Rとして行われる
スプリントG3重賞です。
発走時刻は16時15分。

では早速、京阪杯の
近年の傾向をご紹介する
ことにしましょう。

このレースについては、
あえて「最も大事な要素」の
1テーマに絞って、ハナシを
進めていきます。

このレースは、昨年・
一昨年とネロが連覇中です。

ネロといえば、追って
「味」はない馬ですし
他馬と併せる形になっても
モロさを露呈する馬。しかし
とにかくハナに行き切れば、
すごく渋太く粘ります。

そんなネロが、近2年の
当レースを連覇中。しかも
2年とも、内枠からハナを
奪って逃げ切りました。

ということは、とにかく
京阪杯で大切な要素は
ハナにも行けるような
先行力と好枠、という
ことになります。

実際に、近5年好走馬の
枠・4角位置取りを診ても
それは明らかです。

13年 
1着 [2枠]アースソニッ  4角2番手
2着 [1枠]アイラブリリ  4角1番手
3着 [3枠]スギノエンデ  4角3番手

14年 
1着 [4枠]アンバルブラ  4角1番手
2着 [8枠]サドンストー  4角9番手
3着 [6枠]サカジロロイ  4角2番手

15年 
1着 [2枠]サトノルパン  4角4番手
2着 [3枠]ビッグアーサ  4角7番手
3着 [5枠]アースソニッ  4角10番手

16年 
1着 [1枠]ネロ      4角先頭
2着 [8枠]エイシンスパ  4角4番手
3着 [1枠]フミノムーン  4角10番手

17年 
1着 [2枠]ネロ      4角先頭
2着 [3枠]ビップライブ  4角5番手
3着 [7枠]イッテツ    4角12番手

上記15頭のうち「4枠から
内の馬」が10頭を占めます。

また「4角5番手以内」に
つけていた馬も、15頭の
うち10頭を占めています。

その両要素が、当レースで
何よりも大切、という
ワケです。

そもそも京阪杯は、
近5年の平均出走頭数が
じつに「16.8頭」という
多頭数レース。

そんな頭数のオープン馬が
狭い京都内回り1200mに
「ひしめく」のですから、
中段より後ろのが前の馬を
捌くのは物理的に大変です。

しかも、この時期の京都は
内も外も荒れ気味の芝ゆえ
内外のバイアスが少なめ。
ならば内外の進路的にも
「内」にいた方が、ロスが
少なく有利になります。

ということで、内枠から
発進して内々を通ってくる
逃げ先行馬が、中団以降の
「混雑」を尻目にスイスイ
粘り切ってしまう結末が
多発しているのです。

至極単純なハナシですが、
当レースにおいては大切な
ハナシですので、あえて
行数を割いて強調しました。
京阪杯は今やJRA全重賞でも
屈指の、内中枠の先行馬が
有利な単調な重賞なのです。

今年も、その点を重視して
推奨馬をお伝えする事に
します。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。