『ターコイズステークス2018の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ターコイズS」の
穴馬探しをお届けします。

ターコイズSは、土曜に
中山芝1600mで行われる
牝馬限定のG3重賞です。

土曜施行の重賞ですので
早速、ターコイズSの
ポイントを2つご紹介する
ことにしましょう。

なお、このレースは
2015年から「重賞」に
格上げされました。

【ポイント1】
「重賞格上げ」後に、
関西馬の台頭が
急増している

→2015年の重賞格上げ後、
ターコイズSが最も変わった
点は、コレに尽きます。

重賞格上げ前年の
2014年までは、関東馬が
6連勝。関西馬の馬券絡みは
その6年で僅か3頭でした。

しかし、重賞格上げ後の
近3年は、馬券に絡んだ
9頭中7頭が関西馬!

しかも毎年「人気薄で
馬券に絡んでいる馬」=
関西馬ばかりなのです。

15年
1着 関西馬 11番人気
2着 関西馬 16番人気
3着 関西馬 15番人気

16年
1着 関東馬 1番人気
2着 関西馬 6番人気
3着 関東馬 3番人気

17年
1着 関西馬 5番人気
2着 関東馬 3番人気
3着 関西馬 7番人気

さすがは「名より実」を
とる?関西馬。重賞化され
賞金も上がったコトで
本気の遠征を敢行してくる
関西馬が増えた、という
ことなのでしょう。

さすがは関西…ですが
人気薄でもバンバン走って
いますので、穴狙いの方は
特に関西馬の勝負の遠征に
注視して頂ければと思います。

【ポイント2】
「上がり最速」を
マークするタイプの馬が
信用できない

→近3年に好走した9頭の
「出走メンバー中での
上がり順位」を診て
ください。

15年1着馬 上がり10位(34.5)
15年2着馬 上がり7位(34.4)
15年3着馬 上がり12位(34.8)
16年1着馬 上がり2位(34.2)
16年2着馬 上がり1位(34.1)
16年3着馬 上がり6位(34.9)
17年1着馬 上がり4位(34.2)
17年2着馬 上がり7位(34.4)
17年3着馬 上がり1位(33.9)

よく予想番組で「この馬は
前走で惜敗しましたが
上がり最速でしたので
今回は期待できます」
などと言われますが、
そんな上がり特化型の馬が
当レースでは勝てません。

これは重賞に格上げされた
近3年に限ったハナシでは
ありません。それ以前も
ずっと、そうなのです。

最近10年まで遡って診て
ください。

08年1着馬 上がり11位(34.8)
08年2着馬 上がり4位(34.5)
08年3着馬 上がり7位(34.6)
09年1着馬 上がり4位(34.8)
09年2着馬 上がり7位(35.2)
09年3着馬 上がり6位(35.1)
10年1着馬 上がり2位(33.1)
10年2着馬 上がり5位(33.6)
10年3着馬 上がり5位(33.6)
11年1着馬 上がり7位(34.6)
11年2着馬 上がり3位(34.3)
11年3着馬 上がり10位(34.8)
12年1着馬 上がり7位(34.6)
12年2着馬 上がり3位(34.3)
12年3着馬 上がり10位(34.8)
13年1着馬 上がり2位(34.6)
13年2着馬 上がり8位(35.2)
13年3着馬 上がり1位(34.2)
14年1着馬 上がり9位(35.0)
14年2着馬 上がり3位(34.3)
14年3着馬 上がり6位(34.7)

上がり最速馬がこのように
まったく勝てていません。
それどころか、馬券圏外に
届かなかった事すら多々。

近10年の上がり最速馬の
成績は、なんと(0.1.2.7)。
散々と言っていいでしょう。

中山マイルで、瞬発力から
キレる脚は「無用の長物」。
ミドル程度のペースの中で
ソコソコの位置を取った
うえで、パワーを活かして
坂をジリジリと上がりきり、
最後まで渋太く粘り込む
ような「機動力と耐久力に
長けた脚」を使える馬の
ほうが、走れるのです。

ですので近走のスロー戦で
中位後方待機で脚を溜めて
よーいドンで圏内へ届かせて
いたような履歴は、もっとも
信用できないシロモノ。

最速級の上がりは連発せず、
ソコソコの位置をとれる
機動力を近走で示していた
ような馬が狙い目となります。

以上2点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。