『中山金杯2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山金杯」の
穴馬探しをお届けします。

2019年の中央競馬も
中山&京都開催からスタート。

中山金杯は開幕日の
1月5日(土)に
中山芝2000mで行われる
G3のハンデ重賞です。

早速、中山金杯のポイントを
お伝えしましょう。

【ポイント1】
忙しいお正月に
わざわざ遠征してくる
「関西馬」に要注意

→昨年は有力な関西馬の
出走がなく、当欄でも
やむなく関東馬を推奨した
ほどですが、当レースは
基本的に「関西馬」が
よく好走するレースです。

近10年の所属別・成績を
診てください。

関西馬 5.3.6.42 複勝率25%
関東馬 5.7.4.84 複勝率16%

このように、ほとんど
ダブルスコアの状況。
関西からの遠征馬の
成績が優秀です。

西では同日にマイルの
京都金杯が行われますが、
距離や(弱い関東馬が
数多く走る)相手関係を
吟味したうえでわざわざ
中山金杯に遠征してくる
関西馬=かなり勝負気配が
高いのでしょう。

しかも金杯は正月明けの
レース。調教日程の面でも、
輸送の道路事情の面でも
難しい事情が絡みます。
普段のレース以上に
アウェー場へ遠征しづらい
条件が揃っています。

にもかかわらず中山金杯へ
勇躍遠征する関西馬=
やる気がかなりあり、
タダでは栗東に帰れないと
いうワケです。関西馬の
やる気にまずは注目を。

【ポイント2】
スタミナよりもパワー?
昨冬の中山芝2000mでの
血統傾向に注目

→ホープフルSの展望でも
触れましたが、今冬の
中山芝2000m戦では、
スタミナ系種牡馬の仔の
好走が意外に少なめで、
ディープ産駒の好走が
意外に多いのが特徴。

ホープフルSは上位人気の
3頭で決まりましたが、
そのホープフルSを含めた
中山芝2000m戦10クラで
馬券圏に好走した30頭の
うち、スタミナ自慢の
ハ-ツクライ産駒 or
ハ-ビンジャー産駒 or
ステイゴールド産駒は
計6頭しか、馬券圏内に
好走していません。前年と
比べると大幅減です。

逆に台頭しているのが
パワー系種牡馬の仔や
ディープ産駒。

芝の状況、時計の出方など
前年と馬場状態が微妙に
違うことが、この傾向に
現れている可能性があると
診ています。

【ポイント3】
前走「GI」出走の
上位人気馬=
嫌って妙味アリ

→中山金杯は「前走でGIに
出走していた格上馬」が、
けっこう圏外に消える
レースです。

2010年以降の中山金杯で
『前走でGIに出走して
いた馬』は下記13頭。
全成績を診てください。

10年ホッコ- 12着 10番人気 前走/秋天
11年キョウエ 2着 11番人気 前走/マイルCS
11年アブソリ 14着  9番人気 前走/マイルCS   
12年アクシオ 13着 11番人気 前走/秋天  
13年ジャスタ 3着  1番人気 前走/秋天
14年ケイアイ 5着  3番人気 前走/菊花賞
14年レインス 10着 11番人気 前走/秋天
15年ロゴタイ 2着  1番人気 前走/マイルCS
15年マイネル 6着  8番人気 前走/菊花賞
15年アンコイ 13着 14番人気 前走/JC
15年ラブイズ 14着  3番人気 前走/秋天
16年ブライト 6着  2番人気 前走/菊花賞
18年カデナ  10着  5番人気 前走/秋天

このように未勝利で
通算(0.2.1.10)。GIに
出走したばかりの格上の
馬としてはかなり寂しい
成績と言えます。昨年も
唯一の該当馬・カデナが
傾向通りに散りました。

しかも、上記13頭の中で
「3番人気以内」の馬が
5頭いましたがその成績は
3・5・2・14・6着と散々。

昨年のカデナも5番人気で
10着に大敗しましたが、
つまり「前走GI出走」の
人気馬=嫌って妙味アリ、
なのです。

前走GI出走=前走で「秋の
目イチ勝負」を終えてきた
ばかり、とも言えます。
ですのでココでは余力に
乏しかったり、体調面がが
ピークでないコトが多く
苦戦しがちなのでしょう。

【ポイント4】
牝馬は苦戦

→近10年(0.0.0.10)。
中山芝2000mらしく
タフなレースですので
牝馬は苦戦しがちです。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。