『きさらぎ賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「きさらぎ賞」の
穴馬探しをお届けします。

きさらぎ賞は
2月3日(日)に
京都芝1800mで行われる
3歳限定のG3重賞です。

昨年は手堅く、2着馬の
グローリーヴェイズを
推奨させて頂きました。

早速、きさらぎ賞の
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
先週からBコースに
替わった京都芝コースの
状態について

→京都の芝は、先週から
Bコースに替わりました。

ここ数年は、年頭からの
Aコース=内々有利。
Bコースに替わると
フラット馬場に移行して
いくのが通例でした。

ただ、今年は異例の年。
Aコースでも外差しが
バンバン効きました。
よってBコースに替わって
どのような傾向に変わるか
注目していましたが…。

Bコース替わりの先週は、
相変わらずの「差し優勢」。
Aコースの時と、ほとんど
替わりませんでした。

特に土曜よりも日曜の方が
差しが届いていた点に注目。
つまり、馬場が使われる
ごとに差しが届いていた
ワケですから、普通に内が
荒れている「差し馬場」に
なっていると読み取れます。

【ポイント2】
「前走の距離」に
大注目

→近10年の出走馬の、
前走の「距離別」の
成績を診てください。

1600m以下 複勝率22%(3.0.5.29)
1800m   複勝率32%(1.6.2.19)
2000m   複勝率35%(6.4.3.24)

このように、前走距離が
長いほど好走確率が高く
なっています。

前走がマイル以下だった
いわゆる「距離延長馬」は
振るいません。

特に勝利数では、前走で
2000m戦を使ってきた
馬が「断トツ」です。

スローで流れることが
多いレース(後述)ゆえ
本来なら「距離ぶんの
スタミナ」は要らない
ハズなのですが、この
きさらぎ賞は相当な
スローペースで流れる
うえに実戦経験の浅い
3歳早期戦ですから、
直近のレースで「長めの
距離のスローペースの
流れを経験してきた」
履歴が効いているのでは
ないでしょうか。

【ポイント3】
強烈なディープ天国

→先週のシルクロードSは
「ミスプロ天国」でした。
実際に対象馬が勝利。

今週のきさらぎ賞は
「ディープ天国」です。

当レースにおける
ディープインパクト産駒の
全成績を診てください。

11年 1着 トーセンラ-
11年 6着 コティリオン
12年 1着 ワールドエース
12年 2着 ヒストリカル
12年 3着 ベールドインパクト
13年 6着 ラストインパククト
13年 8着 リグヴェーダ
14年 1着 トーセンスターダム
14年 6着 サトノルパン
15年 2着 ポルトドートウィユ
15年 4着 グリュイエール
15年 7着 レガッタ
16年 1着 サトノダイヤモンド
16年 2着 レプランシュ
16年 3着 ロイカバード
17年 2着 サトノアーサー
18年 2着 グローリーヴェイズ
18年 4着 レッドレオン
18年 5着 カツジ
18年 9着 ダノンマジェスティ

たしかに上位人気馬が
多いのは事実ですが、
それにしても上記20頭の
通算成績(4.5.2.9)、
複勝率55%!は驚異の
戦績と言えるでしょう。

2012・2016年は
レースに出走していた
ディープ産駒3頭で見事に
ワンツースリー。2017年も
唯一の出走馬がきっちり
連対を確保。見事です。

スローからよーいドンの
レースになる確率が非常に
高いのが京都芝1800m。

しかも、このレースは
クラシックを睨む馬が
出走するため序盤から
様子見モードが色濃く
相当なスローペースに
なりがちですから
ディープ産駒の長所の
「スローで溜めておいて
瞬発力&キレで勝負する
レースに強い特性」が
大いに活きている、と
いうことなのでしょう。
まして京都の直線は
そんな瞬発力やキレが
いっそうひきたつ平坦の
構造です。

今年も、該当馬は少し
評価を上げたいと思います。

【ポイント4】
穴党要注目の「履歴」

→近10年のきさらぎ賞に
出走した全馬の「前走の
クラス」別の成績を診て
ください。

重賞    複勝率30% (3.0.3.20)
オープン  複勝率29% (2.0.0.5)
500万下  複勝率37% (3.8.3.24 )
未勝利戦  複勝率54% (1.2.4.6)
新馬戦   複勝率 9% (1.0.0.10)

このように複勝率で診ると
成績が良いのは、前走で
「格下」の未勝利戦、
500万を使っていた馬。

特に「未勝利戦」勝ちの
馬のアベレージが目を
惹きますが、しかも
当レースで好走した
該当馬7頭は下記のように
いずれも低人気でした。

10年1着 5番人気  ネオヴァンドーム
10年3着 6番人気  ステージプレゼンス
11年2着 8番人気  リキサンマックス
12年3着 2番人気  ベールドインパクト
13年2着 5番人気  マズルファイヤー
14年3着 6番人気  エイシンエルヴィン
18年3着 5番人気  ラセット

未勝利戦を勝ってきた
直後の馬=人気的に
「ナメられる」傾向が
非常に強く、格好の穴の
狙いどころと化している
印象。穴党の方は要注目の
ポイントと言えましょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。