『ダービー卿CT2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ダービー卿CT」の
穴馬探しをお届けします。

ダービー卿CTは
3月30日(土)に
中山芝1600mで行われる
ハンデのG3重賞です。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
5歳馬天国

→当レースの「キモ」。
近10年(阪神開催の
11年を除く)の馬齢別・
成績を診てください。

4歳  複勝率21% 3.4.2.33
5歳  複勝率37% 6.3.6.26
6歳  複勝率11% 1.2.1.34
7歳上 複勝率 5% 0.1.1.36

このように、5歳馬が
「圧倒」しています。

一昨年は、4頭出走の
5歳馬がワンツースリー。
昨年も、4頭出走の
5歳馬が1・3・4着。

とにかく「5歳馬」が
他世代を圧倒しています。
4・6・7歳馬は不振。

高齢の馬ほど好走率が
下がるレースは多く
ありますが、これほど
5歳→6歳でアベレージが
ガクンと下がるレースは
ちょっと珍しい感じです。

4歳馬は、分相応と
言えない(期待値込みの)
やや重めのハンデを背負う
ケースがけっこうある事、
高齢馬は既に賞金を持って
いる事が多く叩き台的な
性質が強い当レースには
しっかり仕上げてこない
ケースが少なくない事も
要因ではないかと診ます。

つまり5歳馬が強いのには
理由がある、ということ。
ならば、今年も5歳馬を
要マークでしょう。

【ポイント2】
意外に関西馬が苦戦

→関東地区で行われれる
重賞でも「関西馬のほうが
地元の関東馬よりも成績が
良い」レースは多いですが、
このダービー卿CTは地元の
関東馬が優勢です。

近10年(阪神開催の
11年を除く)の所属別・
成績を診てください。

関東馬 複勝率23% 7.6.8.70
関西馬 複勝率13% 3.4.2.59

このように関東馬が優勢。
一昨年は関東馬が見事に
ワンツースリーを決め、
昨年も関東馬が人気薄で
2・3着に快走して配当を
大きくハネ上げました。

変則舞台の中山マイルへの
「慣れ」で地元関東馬が
勝っていることも原因かと
思いますが、それ以上に
関西の強いマイラーは
マイラーズCなど、地元の
格の高い重賞を使ってくる
傾向が強いため当レースに
遠征してくる関西馬の
質そのものが低めな点も
影響していると診ます。

【ポイント3】
最内枠の馬が不振

→近10年(阪神で行われた
2011年は除く)出走全馬の
枠別の成績を診てください。

1枠 複勝率 5%  1.0.0.19
2枠 複勝率25%  2.1.2.15
3枠 複勝率25%  0.3.2.15
4枠 複勝率20%  2.1.1.16
5枠 複勝率40%  3.2.3.12
6枠 複勝率 5%  0.1.0.19
7枠 複勝率15%  1.1.1.17
8枠 複勝率16%  1.1.1.16

このように1枠馬が不振。
中山マイル=スタート後に
すぐーコーナーを迎える
変則トラックだから最内枠の
馬は有利、と思い込んでは
いけません。

ゲートを出てポンと先手を
主張できる馬ならまだしも、
構えて進めたい馬にとって
中山マイルの最内枠は
「諸刃の剣」。

外から他馬に被され、前に
他馬に入られるとなかなか
挽回するのが厳しいため
最内枠が仇となってしまう
ことも少なくありません。

まして当レースは、各馬が
テンからハイスピードで
駆けてくる重賞ですから、
なおさらです。

【ポイント4】
距離短縮馬が不振

→近10年(阪神で行われた
2011年は除く)出走全馬の
前走の距離を診てください。

前走1500m以下  複勝率20%  3.3.0.24
前走1600m    複勝率21%  6.6.6.66
前走1700m以上  複勝率14%  1.1.4.38

このように、前走で
「長めの距離」を走って
いた馬が意外に不振です。

たしかにスピード対応の
「パワー」は必要なものの
トラックの構造やレースの
流れ的に「スタミナ」は
あまり必要とされないのが
当レース。

むしろ、短めの距離で
小器用に立ち回ってきた
「機動力」のほうが活きる
一戦です。

ゆえに前走で長めの距離を
使っていたような「やや
スタミナ寄り」に振れて
いるような馬がやや苦しむ
面があるのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。