『愛知杯の穴馬探しPART1』シベリアン

「愛知杯」の穴馬探しを
 お届けします。
 
 愛知杯は、14日(土)に
中京の芝2000mで行われる
牝馬限定のハンデ重賞です。
 
2014年までは「12月」に
行われていた当レースですが
昨年から1月に施行時期が移動。
 
つまり、昨年からは
施行時期が(従来から)
 後ろに1ケ月倒れたワケですが、
 出走各馬のローテ-ション、
 出走馬の質や参戦意図などは
2014年までと昨年では少し
変わっています。
 
ゆえに、2014年までの
当レースの結果&傾向は
 あまり参考にできません。
 
そこで今回は、まず下記を
診ていただきましょう。
 
2013年中日新 トウカイパラダイス 3着(3番人気)
2014年中日新 マーティンボロ   1着(10番人気)
2015年中日新 デウスウルト    2着(2番人気)
2016年中日新 サトノノブレス   1着(1番人気)
2013年愛知杯 フ-ラブライド   1着(12番人気)
2013年愛知杯 キャトルフィーユ  3着(14番人気)
2016年愛知杯 リーサルウェポン  2着(5番人気)
2012年金鯱賞 オーシャンブルー  1着(6番人気)
2012年金鯱賞 アドマイヤラクティ 3着(4番人気)
2013年金鯱賞 カレンミロティック 1着(3番人気)
2013年金鯱賞 ラブリーデイ    2着(6番人気)
2016年金鯱賞 ヤマカツエース   1着(4番人気)
 
これは、2012年以降の
「中京芝2000mの重賞」で
会員様に推奨馬としてお伝えし、
 馬券圏内に好走してくれた
12頭の一覧です。
 
じつに多くの推奨馬が
快走していることが
 お分かり頂けると思いますが
 じつは、中京芝2000mの
 レースを予想する際に私が
 ずっと心掛けている「不変の
 セオリー」が1つあります。
 
 上記12頭も、もちろんその
「不変のセオリー」に該当する
馬ばかりなのですが、昨年末の
狙い目コーナーでは平場戦でも
当セオリーに該当する馬を
取り上げたところ勝ちきって
 くれました。
 
 今回は、その
「不変のセオリー」の中身を
改めて記したいと思います。
 
それは…道中のラップがあまり
上がらないため、各馬が
余力を十分もって直線を迎え、
ラスト600mを過ぎると一斉に
急加速することです。
 
つまり典型的な「スローからの
 よーいドン」の展開が多い。
 
しかし、道中の馬群の前後幅は
 あまり団子になりません。やや
 タテ長の馬群になることが多い。
ここがミソ。
 
 道中はスローの流れですから
前にいる馬も後ろにいる馬も、
 勝負どころでの「余力量」は
十分です。どの馬も直線では
同程度の速さの末脚を使って
 きます。上がり脚に極端な
 スピード差が出ません。
 
つまり…前後の位置取りが
 バラバラな状態から、全馬が
同じようなスピードで伸びて
 くるワケですから「前のほうに
 つけておいた馬」が必然的に
有利になるのです。
 
 逆に、極端な後方の位置からでは
 どんなにスゴい末脚を使っても
 アタマまで届かないことが多い。
 
 新潟大賞典や神戸新聞杯のように
『位置取りが前でも最後方でも
 まったく関係ナシ。とにかく速い
上がりを使った馬が、無条件で
差し届く』レースもあります。
しかし中京2000mのレースは
違うのです。ソコソコの位置から
 ソコソコの速さの脚を使わないと
勝てないのです。
 
ということで、
 先行力は優れているが
直線で鋭い脚が使えない馬、
 逆に直線で鋭い脚は使えるが
先行力がまったく無い馬…
そのようにどちらかに極端に
寄っている馬は、当舞台では
 ダメ。狙えません。
 
いつもソコソコの位置に
付けていて、かつ、いつも
 ソコソコ速めの上がり脚を
使っているような、いわゆる
「バランスが取れている」
 馬が、中京芝2000mでは
好走が多く狙い目になります。
どちらかに極端に偏っている
馬では苦しい。これが中京の
芝2000mの「キモ」であり
不変のセオリーなのです。
 
 普段から各馬のレースぶりを
映像で診て、数字も診て、
 各馬の「タイプ」をきっちり
把握したうえで診断することが
大切になる中京芝2000m戦。
 
 今年もその点をしっかりと
鑑みた上で、推奨馬を
PART2でお伝えします。
 
PART2・穴馬結論編に続きます。
 
 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。