『京成杯の穴馬探しPART1』シベリアン

「京成杯」の穴馬探しを
 お届けします。
 京成杯は、日曜に
中山芝2000mで行われる
3歳限定のG3重賞です。
 早速、京成杯で留意すべき
 ポイントについて
 お伝えしましょう。
なお、当レースは2年続けて
「推奨馬」が下記のように
馬券圏に好走中。
 
15年 クルーガ-   (3着/6番人気)
16年 ケルフロイデ  (2着/7番人気)
 
2年続けて一応成功している
 レースですので、その2年と
同じ手法もあえて引き続き
使いつつ、京成杯の
考察ポイントをご紹介して
 いきます。
 
 
 
 【ポイント1】
 今年は手薄なメンバーゆえ…
→近年は出走馬のレベルが
少し上がっていた感もあった
京成杯ですが、今年は低調な
 メンバーレベルになりそう。
 何せ、ホープフルSで穴で
快走したマイネルスフェーン、
 先週のフェアリーSを穴馬が
勝って「厩舎」の注目度が
上がったイブキあたりが
週中の各メディアで大きく
取り上げられているような
 メンバー構成。しかし前者は
前走が既にデビュー7走目で
 クラシックへ行く馬と診るには
疑問なタイプですし、後者は
 その後の活躍馬がほとんど
出ていない「新潟2歳S組」。
 共に、軸馬とするには不安な
印象のほうが先に来ます。
いつも申しますがこのような
「低調なメンバーレベル」の
 レースは、荒れると見るのが
本筋。
 先週のフェアリーSも、その
 ような前提から「低人気馬に
十分チャンスあり」と診て
10番人気ライジングリーズンを
単独推奨して奏功しましたが
今回の京成杯も、そこまで
極端ではなくともメンバーの
 レベルを鑑みると穴っぽい馬を
 また狙ってみたい…と考えて
 います。
PART3の結論編記事で、その
「穴っぽい」推奨馬の結論は
 お伝えします。
 
 
 
 【ポイント2】
 「1周競馬」への出走経験が
絶対に欲しい
→じつはコレが京成杯のキモ。
 近5年の京成杯で3着以内に
好走した15頭全馬が、すでに
京成杯以前に「トラックを
1周する競馬」に出走経験が
 ある馬でした。
ちなみに1周競馬とは中山の
1800mや2000m、阪神&京都の
2000m、札幌・函館の1800mや
2000mのように、スタンド前の
直線部からスタートしてコースを
一周回ってくるレースのこと。
ですから、例えば阪神芝1800mや
東京芝2000mなどは1周競馬では
 ありません。
 実は京成杯は、この「1周競馬に
出走したことが1度もない馬」が、
よく凡走するのです。
たとえば、2013年は
1番人気&3番人気の2頭だけが
1周競馬の経験が無い馬でしたが
 きっちり10着・6着に凡走。
2014年・昨年も、
1周競馬の経験が無かった
「3番人気馬」があえなく
10着に撃沈。
 近5年で診ても「京成杯までに
芝の1周競馬への出走経験が
無かった馬」は下記のように
(0.0.0.13)と全滅です。
 上位人気馬も数多く含まれて
 います。
 
12年  5着 スノードン    9番人気
12年  9着 ロジメジャー   8番人気
12年11着 カフェコンセー  13番人気
12年15着 キネオピューマ  7番人気
13年  6着 ノウレッジ    3番人気
13年10着 フラムドグロワ  1番人気
14年  8着 アルバート    12番人気
14年10着 ラングレー    3番人気
15年  7着 オトコギイッポン 14番人気
15年12着 イーデンホール  16番人気
15年15着 ザイディックメ  17番人気
16年  4着 アドマイヤモラー 10番人気
16年10着 マイネルラフレシ 3番人気
16年13着 ダイチラディウス 12番人気
 
 京成杯は、中山の「小回り」を
 クルッと1周回ってくる独特の
形態のトラックで行われる一戦。
かつ(馬場の違い、メンバーの
質の違いもあって)前年暮れの
 ホープフルSよりも早めから
各馬が動き出す『いかにも
小回りの1周競馬っぽい、やや
忙しくタフな流れ』になる事が
多いですし、実戦の経験がまだ
少ない早期3歳馬たちのレース。
ゆえに、今回と類似の1周競馬を
経験した履歴が、京成杯でまず
大切な要素となっているのでしょう。
 今年も「1周競馬」に出走した
経験が全くないのに、けっこう
人気に推されそうな馬が出走を
予定しています。
ぜひ、出走予定馬の「トラックを
1周クルッと回ってきた経験」の
有無をチェックしてください。
 
 
 
 
 次項PART2では、その他の
 ポイントについて記します。
PART2に続きます。
 
 
 
 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。