『伊良湖特別の穴馬探しPART1』シベリアン

「伊良湖特別」の穴馬探しを
お届けします。

伊良湖特別は、日曜に
中京12Rとして行われる
ダートの1000万特別です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末に行われる平地重賞は
根岸S・シルクロードSの
2クラのみ。

そこで今週は、日曜中京の
伊良湖特別の展望も
お伝えします。

この伊良湖特別は、
「1月の中京開催」の
オーラスを飾るレースと
なります。中京だけに、
おわり良ければ全て良し。

今回は、伊良湖特別の舞台の
中京ダート1400mについて
私がとくに「キモ」と思って
いるポイント3点について
記していきます。

【ポイント1】
けっして外枠有利ではない

→阪神や京都のダ1400m、
中山ダ1200mなどと同じく、
この中京ダート1400mは
「芝スタート」です。

芝スタートのダート戦では
「芝区間を長く走れる外枠の
馬のほうが有利」とよく
言われますが…じつは
この中京ダート1400mは、
外枠有利ではありません。

2012年のリニューアル後~
先週終了時点までトータルの
「枠別」複勝率データで
診て頂きます。

1枠 複勝率22% 複勝回収値74
2枠 複勝率18% 複勝回収値89
3枠 複勝率21% 複勝回収値82
4枠 複勝率21% 複勝回収値61
5枠 複勝率17% 複勝回収値65
6枠 複勝率19% 複勝回収値60
7枠 複勝率19% 複勝回収値64
8枠 複勝率19% 複勝回収値85

このように?ん中より
内寄りの枠のほうが
外寄りの枠よりも少し
アベレージが高いほどです。
長めに芝を走れるからと
言って、ココは外枠有利の
コースでは無いのです。

タフな中京コースですから
「芝の助けを得てテンから
スピードがすごく出る事」が
かえって終いの脚を失う
結果に繋がりやすいのかも
しれませんし、中京は
主場開催でなくウラ開催の
扱いとして行われることが
多い(=クラス内でも力的に
下位の馬が多く出走する事が
多い)コースゆえ、外枠馬が
芝の助けを借りる事でテンの
スピードが出る=序盤に
能力以上の無理をしてしまう
ことに繋がる=終いに
バテやすくなる、という
ことなのかもしれません。

さらに注目しておきたいのは
「複勝回収値」です。3枠から
内の枠のアベレージが高め。

芝スタートだから外枠有利と
考えるファンが多く、外枠馬の
ほうが過剰に人気を集める
傾向がある事で、このような
「内枠のほうが回収率が高い」
現象も出ているのでしょう。

【ポイント2】
「差し」が決まる確率は
たしかに高めだが…

→同じ中京ダート短距離でも
この1400mは、1200mと
比べれば明らかに「差し」が
決まる確率は高めです。

実際に先週の結果を診ても
中京ダート1200m戦の
2クラは「逃げ先行馬の
ワンツー」で決まりましたが、
中京ダート1400m戦では
4クラ中2クラで差し馬が
連に絡みました。

とはいえ、それでも
中京ダート1400m戦で
好走する馬の半数以上の
極まり手は「逃げ先行」。

テンの速さなどから差しが
効くイメージが先行しがちな
当舞台ですが、1200mなど
中京の他距離にくらべれば
差せる確率が高いという事で
あり、ココもあくまで基本は
逃げ先行馬狙いをベースと
すべきコースです。

ただタフな展開になりやすい
舞台ですし坂も待ちますから、
逃げ先行馬を狙う場合は
そんな流れ&コースにしっかり
対応できそうな「地力面」が
確かな馬を狙いたいところ。

そういった馬が見当たらない
時に、差しに構えそうな馬の
「漁夫の利狙い」を一考して
みたいコースです。

【ポイント3】
リピーター狙いが効果的

→これは1400mに限らず
中京のダート戦全般に言える
ハナシですが、急坂が直線の
前半にあること、トラックの
形状が独特なことなどから、
中京のダートは他場と比べて
「特殊性」が強い。

よって中京のダート戦では
既に中京ダートの当該距離で
好走した経験がある、いわゆる
「リピーター」がよく走る
傾向があります。この点は
常に意識しておいてください。

以上の点を鑑みた上で、
当レースの推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。