『ユニコーンステークス2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ユニコーンS」の
穴馬探しをお届けします。

ユニコーンSは
6月16日(日)に
東京ダート1600mで
行われる、3歳限定の
ダート重賞です。

さっそくユニコーンSの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
今年の3歳ダート馬の
「特徴」をおさらい

→先日にも当欄で
触れましたが、ここで
改めて触れておきます。

今年の3歳ダート馬の
「特徴」。それは早熟の
馬が多いと思う点です。

具体的には、2歳重賞で
好結果を出していた馬が
3歳の早期から続々と
「頭打ち」になっている、
ということ。

たとえば昨冬のダートG1・
全日本2歳優駿で上位に
好走した馬の「その後」を
診てください。G1で上位に
来た馬とは思えないほど、
どの馬も冴えていません。

1着馬ノーヴ → 年明けオープン特別で5着
2着馬デルマ → 年明けオープン特別で3着
3着馬ガルヴ
4着馬メイク → 年明けオープン特別で9着・5着

また、昨秋のダートG2・
兵庫ジュニアグランプリの
上位好走馬の「その後」も
同じように年明けの成績が
まったく冴えません。

1着馬デルマ → 年明けオープン特別で3着
2着馬オルト → 年明けオープン特別で8着・10着
3着馬デンバ → 年明けオープン特別で6着・14着

たしかに毎年「2歳秋に
重賞で好走するも3歳に
なってすぐ先細る」馬は
いますが、今季は少し
多すぎます。ですので
3歳ダート馬の今年の
「特徴」を、私は早熟の
馬が多いことと考えて
います。

ですから逆に、明け3歳の
ダートのオープン戦では
「2歳ダート重賞で結果を
出していなかった馬」=
デビューが遅かった馬や、
3歳になってからグンと
伸びてきた馬などが、多く
台頭しているワケです。

今年は、ユニコーンSでも
この点をキモに銘じたいと
思っています。

【ポイント2】
ヴァイスリージェントS

→ユニコーンSを
ヴァイスリージェントSと
改題したくなるほど、この
レースでは「父or母父系が
ヴァイスリージェント」の
馬が毎年のように好走して
います。

2010年以降、昨年までの
当レースで父or母父系が
ヴァイスリージェントの
馬は16頭出走しましたが
6頭が馬券圏に好走。

複勝率38%という相当な
活躍ぶりです。

デピュティミニスター~
フレンチデピュティ~
クロフネらへと繋がる
ヴァイスリ-ジェント系。

クロフネ自身が
東京ダート1600mの
武蔵野Sで衝撃的な走りを
披露し、母父が当系統の
カネヒキリがフェブラリーSで
圧勝するなど、とにかく
東京ダート1600m戦と
抜群の相性の系統です。

ですのでこの血を持つ馬は
東京ダート1600mでの
ユニコーンSでも、よく
走るというワケです。

【ポイント3】
「前走が芝」の馬は
信用すめべからず

→近10年の当レースで
「前走が芝」だった馬は
(0.0.0.25)と全滅中。

一昨年は「二刀流」と
持ち上げられていた(笑)
リエノテソ-ロが出走。
ダート交流G1もすでに
勝っていた馬で、前走の
芝のNHKマイルCで2着に
好走していた馬でしたが
1番人気で完敗しました。

ダート路線のレベル自体が
近年は非常に上がっている
ため、もともと芝志向の
強い馬が『最近は芝で
結果が出ていないから』と
軽い考えでダート路線に
転じてきても、昔のように
そう簡単には通じなくなって
きているのです。

【ポイント4】
先行馬がツラい

→短距離志向が強い馬、
徹底先行タイプの馬も
けっこう出てくるため
「タフな前傾ラップ」に
なる事が多い当レース。

ゆえに先行してそのまま
踏ん張りきるには卓越した
馬力が必要で、基本的には
直線でツラくなります。
差しが台頭する結果が出る
ケースが多めです。

昨年も差し・差し・追込の
ズブズブ決着でした。

【ポイント5】
前走で500万を
使っていた馬は苦戦

→前走500万経由馬は
近10年で48頭出走して
(1.1.2.48)と苦戦。

近年は特にレースレベル、
メンバーレベルが上がって
いるため、500万経由馬は
ますます苦しくなっている
印象です。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。