『ダイヤモンドSの穴馬探しPART1』シベリアン

「ダイヤモンドS」の
穴馬探しをお届けします。

ダイヤモンドSは18日(土)に
東京の芝3400mで行われる
 マラソン重賞です。

 土曜施行のレースですので、
さっそく、当レースの
 ポイントをお伝えしましょう。

なお昨年は、勝った
 トゥインクル(4番人気)を
推奨させて頂きました。

 昨年に一応の「結果」が
出たレースですので、
その昨年時に用いた
予想法も引き続き用いつつ
話を進めていきます。

 【ポイント1】
 母父系の「スタミナ色」に
注目を

→近年のダイヤモンドSは
道中のペースの落ち込み方が
大きくなっています。

ゆえに、血統面を診ても
 ステイヤ-色の濃い馬の
好走が少なくなっている…
と言いたいところですが、
じつはそうでもありません。

 父方が軽かったり瞬発力型の
組成としても、母父方が
鈍重でステイヤ-色の濃い
組成の馬が好走することが
多いのです。

2011年以降の当レースで
馬券圏に好走した全18頭の
「母父」を並べてみます。

2011年1着馬 サドラーズウェルズ
2011年2着馬 エリシオ
2011年3着馬 トニービン
2012年1着馬 カットラス
2012年2着馬 ファビラスダンサ-
2012年3着馬 リファール
2013年1着馬 エリシオ
2013年2着馬 サンデーサイレンス
2013年3着馬 クリスエス
2014年1着馬 アレミロード
2014年2着馬 フジキセキ
2014年3着馬 ジェネラス
2015年1着馬 アレミロード
2015年2着馬 エリシオ
2015年3着馬 ノ-ザンテ-スト
2016年1着馬 ノ-ザンテ-スト
2016年2着馬 アレミロード
2016年3着馬 エリシオ

 このように、多くの馬の
「母父方のステイヤ-色が
濃い組成」なのです。何せ
母父エリシオ馬が述べ4頭も
好走している点が象徴事。

スローペースに落ちる事が
増えたとはいえさすがは
 マラソンレースといった
 ところですが、ともあれ
近年のダイヤモンドS=
 母系の重さもチェックせよ、
なのです。

 【ポイント2】
 穴は関東馬があけるレース

→近10年の当レースで
7番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」は全部で
8頭いますが、うち6頭が
関東馬。関西馬の出走数も
非常に多いレースですが
『穴は関東馬があけている
 レース』です。

 【ポイント3】
 「格下馬」の一発に注意

→ダイヤモンドSの近10年の
前走のクラス別成績を診て
 ください。

 重賞     複勝率19% 5.4.3.51
オープン特別 複勝率15% 4.2.1.41
準オープン  複勝率30% 1.3.4.19
 1000万下   複勝率23% 0.1.2.10

前走で格下の「準オープン」を
使ってきた馬の成績が抜けて
 います。また、さらに格下の
「前走1000万出走組」も健闘。

 普通、そのような格下馬は
 いきなり重賞では通じない
 ものですが、当レースに
出てくる上位人気馬には
 いわゆる「ちょっと怪しい
 オープン馬」も多く、しかも
斤量も背負わされますから、
 逆に格下馬が少し斤量の恩恵を
 もらったうえで目下の勢いも
上手く活かせれば、人気馬と
互角に伍せる可能性が出てくる、
ということなのでしょう。

 実際に「前走準オープン」で
馬券圏に好走した8頭の
 ハンデは52・53・55・53・
54・55・54・51キロと
 いずれも軽めでした。

 【ポイント4】
 好走するためには一定の
瞬発力も必要

→長距離戦とはいえスローで
流れてから「よーいドン」に
 なる事が多いレースですから、
 長距離戦としては最後に鋭い
脚を競いあう形になりがち。

ゆえに過去の中距離レースで
 しっかり末がキレて好走した
履歴も、当レースで好走する
 ために決して邪魔な履歴には
 なりません。

 以上4点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。