『スプリンターズS2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「スプリンターズS」の
穴馬探しをお届けします。
いよいよ今年も
秋のGI戦線がスタート。
スプリンターズSは
9月29日(日)に
中山芝1200mで
行われる短距離G1です。
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
ディープ産駒が不振
→新潟施行の2014年を除く
近10年の当レース出走馬の
主な「父別」の成績を診て
ください。
父クロフネ 複勝率75% 2.1.0.1
父ディープ 複勝率13% 0.1.0.7
父バクシンオー系 複勝率10% 0.1.1.19
父ロードカナロア 今年が初出走
クロフネ産駒=ダートでも
走れる馬力が自慢ですが
上記のように好調。
好走するためにパワーが
必要なスプリンターズSに
非常に合っている筋、と
いうことなのでしょう。
ですので逆に平坦向きで
スピード一辺倒の趣が強い
父バクシンオー系の馬や、
瞬発力&キレには長ける
ものの中山向きのパワーが
不足気味のディープ産駒が、
当レースでは上記のように
不振です。
【ポイント2】
「セントウルS優勝馬」が
勝てないレース
→近10年のセントウルSで
優勝した10頭の、直後の
スプリンターズSでの
戦績を診てください。
14年はスプリンターズSが
新潟施行のため除きます。
08年 カノヤザクラ 7着
09年 アルティマトゥ 5着
10年 ダッシャーゴー 4着
11年 エーシンヴァ- 3着
12年 エピセアローム 4着
13年 ハクサンムーン 2着
15年 アクティブミノ 9着
16年 ビッグアーサ- 12着
17年 ファインニード 12着
18年 ファインニード 1着
————————-
19年 タワーオブロン ?着
上記10頭の合計成績は
(1.1.1.7)とかなり
低調。セントウルS=
スプリンターズSの
最根幹ステップ戦ながら
このように「勝ち馬」を
輩出できていません。
最近のセントウルSは
サマーシリーズ最終戦の
趣が非常に濃いですから、
セントウルSの勝ち馬=
スプリンターズSでは
もう余力に乏しくなって
おり、勝負気配も薄めの
馬が多い事がこの傾向に
繋がっているのでしょう。
ただ昨年の「該当馬」の
ファインニードルは
セントウルSを休み明けで
勝利。例年の該当馬とは
違い「余力十分」の状況で
スプリンターズSに参戦した
ためスプリンターズSでも
快勝できました。
その論で考えますと今年の
タワーオブロンドンは…
やはり、ちょっと心配に
なってしまいます。
【ポイント3】
「1番枠」は死に枠?
→近10年(新潟開催の
14年除く)の当レースで
1番枠が(0.0.1.9)と
連対ナシ。
小回りの芝1200m戦=
最内有利とどうしても
安易に考えがちですが
スピード豊かな一流馬が
フルゲートで集うため
最内枠の馬は、しっかり
ハナへでも行かないと
内でがっつり揉まれがち。
よって最内枠=決して
アドバンテージとは
ならないのです。
ちなみに、近10年で
唯一3着に好走したのは
昨年のラインスピリット。
武豊騎手が上手に内々で
捌いたレースでした。
あのような進め方なら、
といったところですが…。
【ポイント4】
牝馬優勢
→近10年の性別成績は
下記のとおり。牝馬の
アベレージが優秀です。
(新潟開催の14年除く)
牝馬 複勝率26% 3.3.5.31
牡セン 複勝率16% 7.7.5.97
サマーシリーズの趣が薄い
当レースではありますが
近年は残暑が厳しい事で
牝馬=夏に強い傾向自体は
秋の当レースでも引き続き
現れやすくなっているのかも
しれません。
ただ一瞬のキレや瞬発力が
通じやすい短距離レース=
もともと牝馬が牡馬に対して
通用しやすいカテゴリー。
その最たるレースでもある
当レースでこのような傾向が
出ているのは必然の現象、
とも言えます。
しかも牝馬は牡馬混合GIで
人気を必要以上に落としがち。
「妙味を感じる牝馬を探す
作業」も効果的です。昨年の
11番人気2着馬も牝馬でした。
以上4点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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