『富士ステークス2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「富士S」の穴馬探しを
お届けします。

次週の中央競馬は
土・日・月の3日間開催です。

（21日月曜は、先週の
台風中止分の代替開催）

富士Sは
10月19日（土）に
東京で行われるマイル重賞。
G1マイルCSへの重要な
ステップレースです。

早速、富士Sの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
今年の3歳マイル戦線は
低レベル？

→今年の8月以降に
北海道以外で行われた
「芝1400～1800mの
オープン」に出走した
3歳馬9頭の全成績を
診てください。

関屋記念　ケイデンスコ　14着　2番人気
小倉日経　マイネルフラ　10着　6番人気
京成ＡＨ　クリノガウデ　 7着　2番人気
　　　　　グルーヴィル　11着　1番人気
　　　　　プールヴィル　13着　7番人気
ポートア　ロードマイウ　 1着　1番人気
　　　　　マイネルフラ　 7着　6番人気
毎日王冠　ダノンキング　 1着　1番人気
　　　　　ランフォザロ　 5着　8番人気

このように、3歳馬が
今年ここまで（2.0.0.7）。

2勝していますが、
どちらも1番人気馬。
勝って当然の馬です。
それを除くとかなりの
低調さ。何せ人気以下の
着順に大きく沈んだ馬が
かなり多く、掲示板に
載った馬は1頭だけです。

これまでの各レースの
展望記事でも何度か
記しましたが、今年は
「3歳マイル路線」が
全体的に低調な年だと
思います。よって古馬を
相手に戦わねばならない
秋のマイル戦でこれだけ
3歳馬が苦闘している、
ということ。

今年の当レースでは
3歳馬を推奨する予定は
ありません。

【ポイント2】
最内枠が大不振

→近10年の出走馬の
枠別成績を診てください。
1枠馬が驚くほど不振。

1枠　複勝率 0％　0.0.0.17
2枠　複勝率21％　2.1.1.15
3枠　複勝率16％　1.0.2.16
4枠　複勝率26％　2.3.0.14
5枠　複勝率21％　2.1.1.15
6枠　複勝率20％　0.2.2.16
7枠　複勝率26％　1.1.4.17
8枠　複勝率16％　2.2.0.21

揉まれるリスクが生じる
ためなのか、それとも
後述のように内有利の
逃げ先行馬場になって
いないためか、要因は
定かでないですが
これほど極端な現象が
現れているからには
無視はできません。
富士Sには内枠の利が
存在しないと診ておく
ことが肝要でしょう。

【ポイント3】
「逃げそうな馬」は
評価を1枚下げたい

→近10年の富士Sで
逃げた馬10頭の成績は
オール7着以下。かなり
ヒドい成績です。

09年　マイネルスケ　17着
10年　マイネルファ　12着
11年　レインボーペ　 7着
12年　コスモセンサ　 8着
13年　ガルボ　　　　 7着
14年　コスモソーン　11着
15年　カレンブラッ　 8着
16年　テイエムイナ　10着
17年　マイネルアウ　11着
18年　マルタ－ズア　14着

特に近年の秋の東京は
序盤は比較的差しが効き、
最終週に近づくほど内の
馬場が堅くなることで
内の逃げ馬が有利になる
傾向が強いですが、この
富士Sの時点はまだ3週目。
逃げ馬有利の馬場とは
まだ化していないという
ことなのでしょう。

但し「2番手追走」馬は
下記のように（1.1.3.5）で
複勝率50％と堅調。しかも
着外5頭のうち2頭が4着と
安定しています。下記の
「近10年」の直前にあたる
2008年も2番手追走馬が
勝ちました。目前に馬を
置いて進めれば結果が出る
レース、ともいえます。

09年　マイネルファル　10着
10年　ガルボ　　　　　 3着
11年　マイネルラクリ　 3着
12年　サトノタイガー　13着
13年　リアルインパ　　 2着
14年　クラリティシ　　 6着
15年　ロゴタイプ　　　 3着
16年　マイネルアウ　　 4着　
17年　レッドアンシ　　 4着
18年　ロジクライ　　　 1着。

【ポイント4】
「距離延長馬」は
苦しい

→好走するためには
マイル以上の距離を
走れるようなスタミナが
必要、とよく言われる
東京芝1600m戦ですが
当レースも前走で
1400m以下の距離を
走っていた、いわゆる
短距離志向の強い馬が
下記のように連対ナシ。

前走1400m以下　複勝率20％　0.0.2.8
前走1600m　　　複勝率17％　6.7.4.84
前走1700m以上　複勝率22％　4.3.4.38

何とか3着には来て
いますが、基本的には
直近で短めの距離を使って
いたスプリンター寄りの
馬では厳しいといえます。

以上4点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。