『前走がダートの重・不良馬場の馬を買うだけでプラス回収にする方法』田中洋平
私のオフィシャルメルマガで
「0.2秒差以内の4~6着馬」という馬を配信してます。
これは接戦だったけど、着順が目立たない馬で、
次走が狙い目になるからですね。
しかしこの勝ち馬から0.2秒差内だった馬が、
1~2頭しか該当しない週が、稀にあります。
けっこうなレアケースなのですが、
こんな週もあるのですね。
と、これで終わってしまうのはもったいない。
せっかくなので、なぜ少ないのか?を考えてみましょう。
該当馬が少ない理由は何だと思います?
あなたと同じ意見だと思いますが、私は馬場が悪かったからでは?
と考えました。
泥んこ馬場だと、得手不得手の差がハッキリと出て、
着差が付きやすいのではないか?という予測ですね。
ということで、
さっそく前走馬場状態の今走成績をご覧ください↓
前走ダートの重と不良で0.2秒差内の4~6着だった馬は、
高い成績と回収率になっていますね。
なぜ芝よりもダートの方が良いのか?というのは、
芝に比べてダートの方が着差が付きやすいからです。
芝は接戦になることが多いので0.2秒差内での決着はよくあること。
反対にダートは着差が付きやすい傾向なので、
前走接戦で敗れた馬は、今回も上位争いになる可能性が高い。
さらにそのダートで、
水の浮く泥んこ馬場だった場合、さらに価値がアップする。
こう考えることが出来るわけですね。
では次に、先ほどのデータから牝馬を抜きたいと思います。
その理由は、牡馬に比べて牝馬はパワー不足だからです。
前走は重・不良馬場の適性で上位入線したとしても、
今回が力の必要な良馬場の場合は、やはり牝馬は不利になります。
ダートは基本、牝馬は不利。
ということで、牝馬を抜いたデータがこちら↓
なかなか強烈な数字になりましたね。
条件は以下の通り。
1)前走0.2秒差内の4~6着
2)前走ダートの重・不良馬場
3)牡馬、セン馬のみ
この3つの条件で以下の成績になります。
勝率14% 連対率31% 複勝率40%
単勝回収率135% 複勝回収率85%
ここから今回ダートのレースだけ、
芝のレースに出走している馬を除きます。
勝率14% 連対率32% 複勝率41%
単勝回収率138% 複勝回収率87%
前走ダートのレースで接戦を演じている馬が、
芝に目先を替えること自体めずらしいので、
私が集計した期間では6頭だけ該当しました。
あまり気にする必要はなさそうですが、
今回芝の馬は排除しても良いデータだと思います。
このように「なんでだろう?」をスルーせずに調べると、
新しい発見に出会うことがあります。
競馬雑誌、競馬書籍、ネット情報、
実際のレース映像をみて、まずは「なんでだろう?」を探しましょう。
それをTARGETで調べれば、
あなたオリジナルの必勝法に出会えるはずです。
前走接戦だっと馬については、以下の記事も参考にされてください。
◆着差0.2秒差以内から馬券術を展開する
https://keiba5.com/bakenup/2223
投稿者プロフィール
-
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
最新の投稿
- 馬券力アップ2024年4月15日『万馬券の使者!原祐介騎手が社台グループの馬に乗れば!』田中洋平
- 馬券力アップ2024年4月9日『女性ナンバーワン!永島まなみ騎手が激走する3つの条件!』田中洋平
- 馬券力アップ2024年3月27日『メイショウタバルで重賞初制覇の石橋守調教師にフォーカス!』田中洋平
- 馬券力アップ2024年3月18日『圧勝のテーオーロイヤルは天皇賞・春を勝てるか?』田中洋平