『春菜賞2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「春菜賞」の
穴馬探しをお届けします。

春菜賞は2月8日(土)に
行われる3歳1勝クラス、
牝馬限定の特別戦。

舞台は、東京の
芝1400mです。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

2月8日(土)9日(日)に
行われる平地重賞は
東京新聞杯・きさらぎ賞の
2クラのみ。

そこで今週は8日(土)の
東京9R「春菜賞」の
展望もお伝えします。

さて、このレースは
東京の芝1400mにて
行われますが、当欄では
東京芝1400m戦の
「不変の傾向」について
再三お伝えしております。

それは、その時の馬場の
状態やバイアスに関係なく
東京芝1400m戦=(主に
内枠から)前で進めた馬が
馬券圏に残る確率が非常に
高い、ということ。

他距離では差しがかなり
決まるような馬場状態の
時も、こと1400m戦に
限ると傾向は変わらず、
前が残る単調な結果が
続発するのです。

先週のクロッカスSも
内枠では無かったですが
逃げた武豊騎手騎乗の
3番人気馬が、そのまま
逃げきり。番手に構えた
馬が2着3着を占めました。
中位から差した1番人気の
馬は届かず4着。いかにも
東京芝1400m戦らしい
結果でした。

このような現象の原因は、
もちろんペース。最近の
東京芝1400m戦は昔と
違って、とにかく道中の
ペースがユルみます。かつ、
元々「パスポイント」が
少ない東京芝1400m。
ゆえに、前が残るのです。

ところが。そんな
東京芝1400m戦でも
「例外」はあります。
その1つがこの春菜賞。
このレースは、不思議と
前の馬が残れないのです。

近10年の1~3着好走馬、
全30頭の「4角通過順」を
診てください。左から
各年の1・2・3着馬の
4角通過順です。

10年 9、8、11
11年 1、2、7
12年 6、9、3
13年 1、7、16
14年 3、5、7
15年 10、5、3
16年 5、4、6
17年 6、11、14
18年 2、4、3
19年 3、7、10

このように30頭のうち
逃げて3着以内に残った
馬はわずかに2頭のみ。
さらに、2番手追走から
好走した馬も2頭だけ。

逆に4角6番手以降から
差し込んで好走した馬が
半数を超える16頭。

とても、逃げ先行有利の
レースとは言えません。
東京芝1400mとしては
異質と言えるでしょう。

このレースは、ずっと
牝馬限定の3歳1勝クラスの
レースとして施行されて
います。

古馬の東京1400m戦とは
違って「短距離志向」が
強い馬も多数出走してくる
こと、クラシックへ向けて
2勝目を絶対に積みたい馬が
早めに仕掛けがちなこと、
テン・道中が緩まない年も
けっこうあること、タフな
馬場状態ゆえこのレースに
出てくるような3歳牝馬では
先行しても耐久力が足りず
垂れやすい点など幾つかの
要因が重なり、このような
「東京芝1400mのワリに
前が乗らない」異質な結果が
続発しているのだと診ます。

ともあれ、いつもの
東京芝1400mの傾向は
いったん頭から取り去って
予想を進めたい春菜賞です。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。