『高松宮記念 2017の穴馬探しPART2』シベリアン

引き続き高松宮記念」の
穴馬探しです。

PART1では、当レースの
「調教」の傾向について
 お伝えしました。

 今回は、他の当レースの
 ポイントを記していきます。

 【ポイント2】
 阪急杯・オーシャンS経由が
穴ローテーション?

→タイトルどおり。
 近5年で「3番人気以下」で
好走した日本馬6頭の
前走を診てください。

12年3着馬 3番人気 阪急杯から中3週
13年3着馬 10番人気 オーシャンSから中2週
14年2着馬 3番人気 阪急杯から中3週
14年2着馬 8番人気 オーシャンSから中2週
15年2着馬 6番人気 オーシャンSから中2週
16年3着馬 3番人気 オーシャンSから中2週

つまり、前走が京都牝馬Sや
 シルクロードS、あるいは
昨冬の香港G1などだった
「前走からレース間隔が少し
空いていた馬」は穴をあけて
 いない、ということ。

 逆に直前のステップ戦=
 阪急杯orオーシャンSを
 きっちり叩き、そこから
中3週以下のレース間隔で
 コマを進めてきた馬が
穴をあけているのです。

これが上位人気馬の場合は、
シルクロードS経由など
前走からのレース間隔が
空いている馬でも好走して
 いますが、伏兵馬の場合は
近々のステップ戦をしっかり
叩いたうえで順調に調整できた
 ことが、好走するために大切な
事となっているのでしょう。

 穴狙いをお考えなら、
 今年も阪急杯やオーシャンSを
 しっかり叩いてきた馬に
着目するのもの一つのテです。

 【ポイント3】
 牝馬が苦戦

→ニュー中京移行後の近5年は、
 牝馬が(1.0.2.19)と苦戦中。
 連対率はたった5%です。

ちなみに牡馬は(4.5.3.54)で
連対率14%。

 本来、スプリントやマイルは
「牝馬が牡馬と互角にやれる」
ジャンルですが、ニュー中京は
急坂が直前前半にできたことで
馬力&地力が存分に求められ、
 逆に(牝馬の貴重な武器である)
キレや瞬発力が以前ほど役に
立たなくなりましたので、
ニュー中京に舞台が替わった
 ここ5年は牝馬の成績が低調に
推移しています。

 【ポイント4】
 意外に「大荒れ」は無い

→ニュー中京移行後の近5年は、
2ケタ人気馬の馬券圏激走は
一度だけ。3連単10万超えは
一度もありません。

 馬力&地力勝負のコースに
 なったことで、人気薄の馬が
展開の紛れを突いて上位に
突っ込んでくることが以前と
比べると難しくなっている、
ということなのでしょう。

 平坦の「旧中京」時代よりも
堅実な馬券作戦を心掛ける
 ほうが、正解に繋がりやすい
今の高松宮記念と言えそうです。

 【ポイント5】
とにかく土曜のレースを
 まずは見よう

→先週までAコースで
行われていた中京競馬ですが、
 今週末からはBコースに替わり
 ます。

 最近の中京は週ごとにどんな
 バイアスが現れるかまったく
予断を許しませんが(笑)
 昨年の高松宮記念の週は、
 前週からガラッと馬場傾向が
変わって超高速馬場に。週中に
芝刈りを施した影響がモロに
出ましたが、前日の土曜の
 レースで、既にその高速化の
傾向は現れていました。

 極端に高速化すれば昨年の
 ように「低能力馬が走れない
 レースと化し、荒れようが
無くなる」傾向がいっそう
強まるでしょうし、とはいえ
昨年に各方面から批判を浴びた
高速化現象ゆえJRAが今年は
 なるべく馬場に極端な変化が
出ないように作ってきそう、
とも思います。ともあれ
 まず土曜のレースを見る事が
何よりも肝要。時計面や
脚質の傾向は土曜のレースの
内容と結果から判断する策が
賢明でしょう。

 以上5点を鑑みた上で、
 今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。