『上がり3ハロンに注目した稼げる正攻法を教えます』田中洋平

今日は前走上がり3ハロン1位の馬に注目したいと思います。
上がり3ハロンとは、
ゴールまでの最後の600メートルのことです。
コースによって多少違いますが、
騎手が仕掛けたりして、レースが動き始めるポイントと言えます。
その上がり3ハロンのタイムが速い馬は、
注目されるので次走で人気になりやすいのですが、
今回は正攻法で、配当的妙味を作り出したいと思います。
まず上がり3ハロン1位馬の前走枠順に注目します。
これは前走芝のレースで、今回も芝のレースに出走している馬の成績です。
7~8枠の成績が他と比べて良いですよね。
回収率ではなく、成績に注目してくださいね。
なぜか?
外枠ということは、距離ロスの多い外を回してるハズなので、
長い距離を速いタイムで走ったと推測できますね。
だから、前走7~8枠で上がり3ハロン1位の馬は、
今回の成績が優秀ということです。
次にその状態の馬の今走枠順を見てみましょう。
明らかに1~2枠の成績が優秀です。
前走は距離ロスの多い外枠だった馬が、
今回は経済コースを通れる内枠になったためだと考えられます。
で、今回1~2枠だった馬だけを抜き出すと、
勝率17% 連対率26% 複勝率39%
単勝回収率99% 複勝回収率91%
このような成績になります。
2番人気と似たような成績で、回収率は抜群です。
ま~ここまで来たら、あとはどうとでもなりますよね。
ちなみに今回のデータは2013~2015年の3年分を使っています。
では条件のおさらいです。
・前走&今走どちらも芝のレース
・前走の上がり3ハロンがメンバー中1位
・前走7~8枠
・今走1~2枠
このようにTARGETで絞り込んで行くときに、
どうしても回収率の方ばかり注目して、儲かりそうな方へ行ってしまいがちです。
でもそれが偏りすぎると、根拠の無い理論になってしまうので、
今回のように、成績が優秀な部分を追いかけて、
根拠や裏付けのある考え方で、絞り込んで行くことも意識しましょう。
ぜひ参考にしてください。
投稿者プロフィール

-
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
最新の投稿
馬券力アップ2024年10月16日『チェルヴィニアの父ハービンジャーは意外と優秀!』田中洋平
馬券力アップ2024年10月7日『池添謙一&富田暁騎手のケンカ事件のその後は?』田中洋平
馬券力アップ2024年9月24日『遠征してきた馬を狙い撃ちにする簡単な方法』田中洋平
馬券力アップ2024年9月18日『重賞レースでルメール騎手は買わないでください!』田中洋平