『新潟記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「新潟記念」の
穴馬探しをお届けします。

新潟記念は
9月6日(日)に
新潟芝2000mで
行われるハンデ重賞。
サマー2000シリーズの
最終戦となります。

さっそく当レースの
要注目点を記します。

 

 

 

【ポイント1】
サマー2000シリーズの
転戦馬を狙いたい

 

→新潟記念における最も
大切なポイントです。

近10年の前走別成績を
診てください。

 

★シリーズ  複勝率25% 6.6.6.55
 —————————
 GI、G2 複勝率19% 2.1.0.13
 関屋記念  複勝率11% 0.0.1.8 
 OP特別  複勝率16% 0.0.2.11
 3勝クラス 複勝率12% 1.2.0.22 
 2勝クラス 複勝率 0% 0.0.0.3

 

「★シリーズ」=前走で
サマー2000シリーズの
函館記念or小倉記念or
七夕賞を使ってきた馬ですが、
サマー2000シリーズ組の
ほうが、他路線組よりも
成績が良い事が分かります。

ちなみに
サマー2000シリーズ=
2006年に始まりましたが
それ以降昨年まで13回の
新潟記念のうち9回で、
サマー2000シリーズの
転戦馬=つまり「前走で
サマー2000シリーズの
重賞に出走していた馬」が
勝っています。

秋の大レースでは
少し足りないものの、
サマー2000シリーズなら
狙えるような器の馬が、
サマー2000シリーズの
「王者」を目指すべく
最終戦の新潟記念で
勝ちきれるよう、体調が
ピークに仕上げられ、かつ
結果を出しているワケです。

どうしても「休み明けの
格上馬」が人気を集める
傾向もありますので、
サマーシリーズ狙いの馬=
妙味もあります。ともあれ
単純な話ですが明らかに
サマー2000シリーズが
勝負、の馬は要マークと
言えましょう。

 

 

 

【ポイント2】
今の新潟は「差せる」
馬場

→近2週の新潟外回りの
レースで馬券圏に好走した
全30頭の「脚質」内訳を
診てください(2歳戦除く)。

 

逃げ   2頭
先行   13頭
差し追込 15頭

 

このように差し追込が
けっこう効いています。
特に馬場外側からの
差し込みが優勢の感。

普段の夏の新潟競馬は
もっと馬場の状態が良く
「前有利」傾向ですが、
今夏は雨中での競馬も
経たことで、馬場損耗の
スピードがけっこう速く、
状況がいつもと違います。
春の新潟に近い差し馬場、
と言っていいでしょう。

 

 

 

【ポイント3】
今の新潟の「差し馬場」で
よく走る血統は

→近2週の新潟外回りの
レースで馬券圏に好走した
全30頭の「父」を診て
ください(2歳戦除く)。

 

15日(土)
03R 1着 ●エイシンフラッシュ
03R 2着 ☆フェノーメノ
03R 3着 ●ロードカナロア
07R 1着 ☆ゴールドシップ
07R 2着 ●ロードカナロア
07R 3着 ●ノヴェリスト
09R 1着 ☆ディープインパクト
09R 2着 ●ハ-ビンジャー
09R 3着 ☆ステイゴールド

 

15日(日)
08R 1着 ●エピファネイア
08R 2着 ☆ゼンノロブロイ
08R 3着 ☆ディープインパクト

22日(土)
06R 1着 ●スマートストライク
06R 2着 ☆キズナ
06R 3着 ●アドマイヤムーン
12R 1着 ●ハ-ビンジャー
00R 2着 ☆キズナ
00R 3着 ●エピファネイア

23日(日)
04R 1着 ☆ゴールドシップ
04R 2着 ☆マツリダゴッホ
04R 3着 ☆ディープブリランテ

29日(土)
07R 1着 ●ルーラーシップ
07R 2着 ☆ジャスタウェイ
07R 3着 ●エピファネイア

30日(日)
07R 1着 ☆フェノーメノ
07R 2着 ●エイシンフラッシュ
07R 3着 ☆キズナ
09R 1着 ●シンボリクリスエス
09R 2着 ☆キンシャサノキセキ
09R 3着 ☆ダイワメジャー

 

☆サンデー系16頭、
●非サンデー系14頭と
ほぼ互角の様相ですが、
☆サンデー系については
軽いキレ型というよりは
パワー型の組成の馬が
多いのが特徴。軽快な
ディープインパクト産駒の
好走は僅か2頭でした。

先週日曜の新潟2歳Sも
パワー組成タイプの
●非サンデー系の馬が
1・2・4着までを占め、
3着にはここ2週好調の
キズナ産駒。いかにもの
結果となっています。。

 

 

 

【ポイント4】
軽ハンデ馬が不振

→近10年の当レースの
ハンデ別・全成績を診て
ください。

 

53キロ以下 複勝率 8% 1.0.2.33
54キロ   複勝率13% 1.2.1.28
55キロ   複勝率22% 3.0.3.21
56キロ   複勝率28% 3.5.0.21
57キロ   複勝率25% 2.2.4.24
58キロ以上 複勝率17% 0.1.0.5

※56.5キロは56キロに含む
※57.5キロは57キロに含む

 

「54キロ以下」の
軽ハンデ馬の不振ぶりが
ハッキリ分かります。
55キロ以上のハンデを
背負っている馬のほうが
アベレージが良好。

ドングリの背比べ的な
メンバーの当レースでも
軽ハンデが設定されてしまう
ような馬=ハンデの差で
補いきれないほど、元々の
力が足りていない馬という
ことなのでしょう。

 

 

 

【ポイント5】
夏なのに牝馬がダメ

→近10年の出走馬の
牡牝別成績を診てください。
かなり牝馬が不振です。

 

牡セン 複勝率20%  9.10.10.113
牝   複勝率 5%  1.0.0.19

 

昨年も、4番人気の
牝馬センテュリオが
7着に敗れています。

夏は牝馬が強く、また
平坦での瞬発力勝負も
牝馬が牡馬に好戦できる
ジャンルですが、夏も
終わりが近くなっている
時期的な影響なのか、
最終週の荒れた馬場が
牝馬には厳しすぎるのか、
このように牝馬が不調。

ちなみに唯一好走した
牝馬は2013年1着の
コスモネモシンです。
たしかに、とても
「瞬発力タイプ」とは
いえないタフなタイプの
牝馬でした。

ですので、新潟記念で
牝馬を狙いたい場合は
「コスモネモシンとの
共通点」が存在するか
否かを分析する作業も
有用となりそうです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。