『札幌2歳S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「札幌2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

2020年の夏競馬も
いよいよ次週が
最終週。掉尾を飾る
豪華3重賞が行われます。

札幌2歳Sは
9月5日(土)に
札幌の芝1800mで
行われる2歳重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
要注目点を記します。

なお今年は、当欄で
毎年注目している
「地方競馬所属馬」の
出走はありません。

 

 

 

【ポイント1】
「1枠」は
かなりツラい

→札幌の最終週は毎年、
かなり芝の内目が荒れて
きます。ゆえに発馬から
しばらく内々を通らねば
ならない1枠馬は不利。

当レースもその傾向が
顕著に現れています。
近10年(函館開催の
13年は除く)の枠別の
成績を診てください。

 

1枠 複勝率20% 0.0.2.8
2枠 複勝率20% 1.0.1.8
3枠 複勝率24% 3.0.1.13
4枠 複勝率11% 1.0.1.17
5枠 複勝率20% 1.1.2.16
6枠 複勝率10% 0.1.1.18
7枠 複勝率35% 3.4.0.13
8枠 複勝率35% 1.4.2.13

 

このように、1枠馬だけ
連対がゼロなのです。
逆に7・8枠が近10年で
4勝12連対と絶好調。

このレースに限っては
「外枠か…不利だなぁ」と
嘆く必要はありません。

 

 

 

【ポイント2】
「逃げた馬」はツラい

 

→近10年(函館開催の
13年は除く)の脚質別の
成績を診てください。

 

逃げ 複勝率10% 1.0.0.9
先行 複勝率32% 5.5.1.23
差し 複勝率24% 3.3.7.42
追込 複勝率 6% 0.2.0.32

 

このように逃げた馬は
ほぼ壊滅状態。唯一、
逃げ切ったのは16年の
トラストでしたが、
これは地方馬。中央勢が
舐め切った結果でした。
つまり逃げた中央馬は
全く残れていないとも
いえます。

 

 

 

【ポイント3】
距離延長組はやや厳しい

→近10年(函館開催の
13年は除く)の
前走からの距離延長の
有無別の成績を診て
ください。

 

前走から距離延長 複勝率18% 3.3.3.42
前走と同距離   複勝率25% 7.7.7.64

 

このように、前走で
すでに今回と同距離の
1800mを走っていた
馬がハッキリ優勢です。
レースの中身的には
1800mの距離分以上の
タフな要素も含まれる
レースですから、前走で
1800mよりも短い距離を
走っていたような馬では
やや厳しいのでしょう。

 

 

 

【ポイント4】
パワー血統馬に要注目

→近10年(函館開催の
13年は除く)の札幌2歳Sで、
5番人気以下で1~3着に
好走した12頭の「父」を
診てください。

 

09年3着馬 タヤスツヨシ
10年2着馬 ネオユニヴァ-ス
10年3着馬 サンデーサイレンス
11年3着馬 ゼンノエルシド
12年3着馬 フレンチデピュティ
14年1着馬 ネオユニヴァ-ス
14年2着馬 バトルプラン
14年3着馬 キングカメハメハ
15年3着馬 ステイゴールド
16年1着馬 ネオユニヴァ-ス
17年3着馬 べーカバド
18年1着馬 ハ-ビンジャー
19年1着馬 ゴールドシップ

 

このように見事なほど
パワー型種牡馬の名が
ズラリと並びました。

近年はべーカバドや
ハ-ビンジャーらの
産駒が中穴を提供。
またサンデー系の中で
「パワー型」代表格の
ネオユニヴァ-ス産駒が
3頭も好走しています。
昨年もゴールドシップの
仔が見事にV。

このように札幌2歳Sで
妙味を連れてくるのは
毎年、パワー型種牡馬の
産駒ばかりなのです。

このレースは、2歳馬が
初経験する「洋芝で、
好メンバーも揃う重賞」。
各馬が早めに動きますし
馬にとってはパワーを
かなり要する、シビアな
レースです。ですから
パワー型種牡馬の仔が
強いのでしょう。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。