『スワンS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「スワンS」の
穴馬探しをお届けします。

スワンSは
10月31日(土)に
京都芝1400mで行われる
短距離重賞。マイルCSの
ステップレースです。

そして、京都開催が
長期中断される前の
最後の重賞となります。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

【ポイント1】
前走G1出走組が
「明暗」を分けるレース

→まず近10年出走馬の
前走別成績を診て下さい。

安田記念   複勝率47% 2.3.2.8
スプリンター 複勝率12% 1.1.1.22
その他のGI 複勝率17% 0.0.1.5
——————————
京成杯AH  複勝率30% 2.0.1.7
ポートアイラ 複勝率20% 1.1.0.8
オパールS  複勝率13% 0.1.0.7
その他のOP 複勝率13% 1.2.0.20
準オープン  複勝率18% 1.0.1.9 

前走「G1組」が明暗を
ハッキリ分けています。

安田記念組の成績は
かなり好調ですが、
スプリンターS組の
成績はかなり低調。

前走で安田記念を走り
今回が休み明けの馬=
次は中2週でマイルCSに
向かう馬ですが、そんな
実力馬は(マイルCSが
もうすぐやってくる)
この時期は既にかなり
仕上がっており、ココで
「仕上がり不備が原因で
取りこぼす」リスクが
少ないのでしょう。

逆にスプリンターSを
前走で使ってきた馬=
前走の時点でけっこう
仕上げられており、
そこからの続戦ゆえ
上積みに乏しく難しい
面があるのでしょう。

前走安田記念組と
スプリンターS組で
これだけの成績差が
あるのは、決して
偶然ではなく必然と
いうことなのです。

【ポイント2】
関東からの遠征馬は
苦戦中

→近10年の東西別成績は
下記のとおり。関東馬は
不振です。

関東馬 複勝率13% 2.2.0.28
関西馬 複勝率22% 8.8.10.94

もちろん、元々の力の
差もあるのでしょうが
関東圏の場合、中山に
芝1400m戦が無く、
東京の芝1400m戦は
いつもヌルめの流れ。
つまり関東にはシビアに
流れる芝1400m戦が
ほぼ存在しません。
(新潟くらいでしょうか)

つまり「シビアに流れる
芝1400m戦への耐性」が
関東馬には乏しいことも
この関東馬苦戦の要因の
一つと診ています。

【ポイント3】
牝馬が不振

→短距離戦=牡馬相手に
牝馬が頑張れるジャンル。
しかしスワンSに限ると
牝馬が不振です。牝馬の
「特性」を活かしづらい
質のレースなのでしょう。

近10年の牡・牝別成績は
下記のとおり。ほとんど
ダブルスコアの状態です。

牡 複勝率22% 9.10.8.97
牝 複勝率10% 1.0.2.27

【ポイント4】
「逃げた馬」が
けっこう残るレース

→近10年の当レースで
逃げた馬の成績は下記の
とおり。通算(2.2.2.4)、
複勝率60%とかなりの
好アベレージです。

10年 ジョ-カプチー 3着
11年 ジョ-カプチー 2着
12年 テイエムオオタ 2着
13年 コパノリチャー 1着
14年 ミッキーアイル 1着
15年 エーシントップ 14着
16年 エイシンスパル 3着
17年 トウショウピス 6着
18年 レ-ヌミノル  7着
19年 イエローマリン 16着

G1前哨戦で有力差し馬の
仕掛けが慎重になる面も
あるでしょうし、京都の
外回りで短距離ですから
たとえペースが速くても
3、4角の坂で「勢い」が
つけば前にいる馬の脚は
止なかなかまらないという
面もあるのでしょう。

ともあれ逃げそうな馬は
要マークですが、ただ
今年の馬場を鑑みると
逃げ馬の好走には少し
「条件」がつきそうな
気もしています。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。