『フローラS 2017の穴馬探しPART2』シベリアン

引き続き「フローラS」の
穴馬探しです。

PART1では、当レースの
「前走距離」についての
顕著な傾向を記しました。

 今回は、他の当レースの
 ポイントを記していきます。

 【ポイント2】
 「オークス出走」が
確定していない、
 賞金不足の馬を狙おう

→近5年の当レースで好走した
15頭中13頭が、フローラSを
「収得賞金900万円以下」で
迎えていた馬でした。

 勿論「900万円以下」では
 オークス出走は絶望的。
ですから、それらの馬は
 このトライアルレースに
 いわば「目イチ仕上げ」で
勝負に出てくるのが定番です。

 逆に、それ以上の収得賞金を
既に確保してオークス出走権を
確定させている馬は、何もこの
 トライアルで本気勝負に出る
必要はありません。トライアル=
 本番へ向けて色々と試しつつ
体調もピークに持っていくための
 いわば「叩き台」。

 「目イチ仕上げ」で勝負に
 きた馬と、叩き台モードの馬。
どちらの本気度が高いか…
説明の必要は無いでしょう。
 当フローラSで狙いたいのは、
 収得賞金900万円以下の馬。

まして、当レース出走馬の
全体レベル自体がドングリの
背比べゆえ、ちょっとした
勝負気配の差がレース結果に
直結しやすい面がありますので
尚更です。

 【ポイント3】
 逃げ馬は勝てない

→近10年の当レースで
逃げた馬は(0.2.1.7)。
 特に近5年は(0.0.0.5)。

 開幕週=逃げ粘りの
 イメージも浮かびますが
「意外に差しが効く」のが
最近の春の東京開幕週の常。
ゆえに逃げ馬が勝ち切る
 ケースが発生していません。

 【ポイント4】
 内めの枠が有利

→タイトルどおり。
 近10年の当レースの
「馬番別・成績」を
診てください。

1~6番枠    複勝率25% 4.6.5.44
 7~12番枠    複勝率13% 3.4.1.52
 13~18番枠    複勝率13% 3.0.4.48

ご存知のとおり、東京の
芝2000mはスタートして
 すぐ「ほとんど直角」に
 カーブを回ります。

よって中枠の馬は大きく
外へ振られるため物理的に
「コースロス」が生じて
 しまいますが、上記を
診るとその影響がハッキリ
現れている印象。6番より
内の枠と、7番より外の枠の
馬では「ダブルスコアの
成績差」が現れています。

 今年も18頭フルゲートが
 ほぼ確定していますので、
1~6番枠の馬の評価は
 ワンポイント上げる予定です。

 【ポイント5】
ある程度の「実戦経験」が
必要

→近5年の当レースに、
キャリアが1戦&2戦の馬は
12頭出走していましたが
(0.0.0.12)。

3歳戦で実戦経験が浅い馬=
 未知の魅力に満ちている馬に
見えて人気を集めがちですが、
フローラSは(馬場状況的に)
タフな要素が多い一戦ですから
実戦経験不足は響きやすい、
とも言えるのでしょう。

 以上5点を鑑みた上で、
 今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。