『天皇賞・春 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「天皇賞・春」の穴馬探しを
 お届けします。

 天皇賞・春は、4月30日(日)に
京都の芝3200mで行われる
伝統の長距離G1です。

2強対決に沸く、今年の春天。
 個人的には2強+4頭程度に
印を付けるつもりですが
 その6頭の中から、どの馬を
推奨馬として扱うか。そして
馬券をどのように組み立てるか。
 前日ギリギリまで悩みたいと
思っています。

さっそく、春天の
 ポイントをお伝えしましょう。

 【ポイント1】
 意外に?
1番人気馬が大不振

→近10年の、1番人気馬の
成績はなんと(0.0.1.9)。
1番人気馬が連対したのは
 あのディープインパクトが
勝った2006年以来、一度も
 ありません。

 長距離のレースほど、
そして格の高いレースほど
荒れづらいものと当欄でよく
記しますが、当レースの
1番人気馬に限るとそれは
当てはまらず、の印象。

こういう事を書いた途端に
 この傾向が崩れる予感も
満載ですが(笑)特殊要素が
多いレースだけに、じつは
「1番人気」の馬でも全幅の
信頼を起きづらい性質の
 レースになっている、という
 ことなのかもしれません。

 【ポイント2】
いつもは「直線での
追い抜き」が少なめの
 レースだが、今年は…

→春天は、4角地点で
「前」にいる馬がそのまま
押し切る事がけっこう多い
 レースです。

 実際に、近10年の春天で
「4角先頭+4角2番手の馬」
20頭のトータル成績は何と
(4.2.4.10)複勝率50%。

じつは4角地点ですでに
決着が半分ついている(?)
レースとも言えるのです。

 近年の当レースは、
 残り約1000mまではさほど
速く流れず、そこから各馬が
同様のタイミングで長めの
 スパートを仕掛けあう展開が
多め。しかも馬場の状態も
 かなり良いため、前目から
 スパートした馬が直線で
 なかなか止まりづらく、後ろの
馬が直線で前を捕まえるのは
 けっこう骨が折れるため、この
 ような現象が起こっています。

ただ、先週に開幕した今春の
京都の芝は、毎年の春の
開幕週とは少し様相が違って
 いました。差しがソコソコ
効くうえに、速い時計も
 あまり出ていないのです。

 土曜の芝レースも診る必要は
 ありますが、今年に限ると
当項目の重要性は例年よりは
低いのかな…とも思っています。

 【ポイント3】
リピーターレース

→馬場状態や展開、そして
 もちろん距離条件など独特の
適性が幾つも求められるからか、
リピーターの好走が多いのも
近年の春天の特徴です。

 実際に、近10年で下記5頭の
「2度以上、春天で馬券に
絡んだ事がある」いわゆる
 リピーターが出現しています。

メイショウサムソン
 07年1着 2番人気
  08年2着 2番人気

マイネルキッツ
 09年1着 12番人気
  10年2着 4番人気

ウインバリアシオン
 12年3着 2番人気
  14年2着 3番人気

フェノーメノ
 13年1着 2番人気
  14年1着 4番人気

カレンミロティック
 15年3着 10番人気
  16年2着 13番人気

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。