『スイートピーS 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「スイートピーS」の
穴馬探しをお届けします。

スイートピーSは
4月30日(日)に東京で
行われるオークストライアル。

1着馬・2着馬に
 オークスの優先出走権が
与えられます。

 早速、当レースのポイントを
3点お伝えしましょう。

 【ポイント1】
8枠が「超・鬼門」に
 なっているレース

→タイトルどうり。
 近10年の当レースの
「枠別」の全成績を
診てください。

1枠 複勝率20% 0.2.1.12
 2枠 複勝率16% 1.0.2.16
 3枠 複勝率37% 3.1.3.12
 4枠 複勝率19% 1.3.0.17
 5枠 複勝率11% 1.1.0.17
 6枠 複勝率30% 2.1.3.14
 7枠 複勝率21% 2.2.1.19
 8枠 複勝率  0% 0.0.0.24

説明不要でしょう。
このように「8枠」の馬だけ
 まったく走れていません。

 東京の芝1800mといえば
 スタートしてすぐカーブを
曲がり、本線に合流する
 トリッキーな舞台。

しかもトラックの構造から、
 前半から馬群がバラけ気味に
 なります。「スローなのに
馬群がタテ長」になることが
多い舞台です。

ゆえに、8枠馬が馬群の
好位に取りつこうとすると
 テンから余分な追走脚を使う
必要があるため、必然的に
8枠馬=「好位に取りついたが
最後に早めにガス欠する」か
「好位に取りつけない」結果に
 なりがちですが、特にこの
 レースは一瞬のキレ脚で戦う
 タイプが多い牝馬の一戦ゆえ、
8枠発進ではそのような結果が
 より多く現れるのでしょう。

ともあれ、当欄は8枠馬を
推奨しない予定です。

 【ポイント2】
 関西馬に要注目

→近10年の当レースで
3着以内に好走した30頭の
「所属別」内訳は関西馬12、
 関東馬18ですが、これを
連対馬の好走頭数で診ると
関西馬11、関東馬9となり
関西馬が「逆転」します。

オークス出走を本気で目指す
関西馬が当レースに出走すると
 なると、オークス時は中2週の
連続長距離輸送となります。
そんな「リスク」があるにも
 かかわらずスイートピーSに
出てくる関西馬=本気度が
 かなり高い、ということ。
 今年も、関西馬の評価点は
一律ワンポイントアップする
 つもりです。

 【ポイント3】
 直近レースの
「上がりタイム」に注目を

→タイトルどおり。
 前述した通り、当レースは
 スローペースで流れますから
基本的には「上がり勝負」。
 速い末脚が求められます。

ということで当レースでは、
 直近のレース=前走または
前々走で「34秒9以下の速い
上がり脚」を使っていた馬
 (=下記の★印付きの馬)が
好走する傾向があります。

12年1着馬 前走34.2 前々35.6 ★
 12年2着馬 前走33.8 前々35.9 ★
 12年3着馬 前走34.5 前々36.1 ★
 13年1着馬 前走34.9 前々38.4 ★
 13年2着馬 前走36.0 前々33.8 ★
 13年3着馬 前走33.6 前々35.0 ★
 14年1着馬 前走35.0 前々35.3
 14年2着馬 前走34.6 前々36.9 ★
 14年3着馬 前走35.7 前々35.1
 15年1着馬 前走33.9 前々34.3 ★
 15年2着馬 前走35.1 前々33.9 ★
 15年3着馬 前走34.8 前々34.7 ★
 16年1着馬 前走34.9 前々34.7 ★
 16年2着馬 前走33.8 前々33.5 ★
 16年3着馬 前走34.2 前々33.5 ★

このように15頭中13頭が該当。
そもそもの「能力差」が大きい
3歳牝馬のトライアル戦ゆえ
各馬が使える末脚にも「差」が
 ありますし、ましてその末脚の
差が結果に直結しやすいこの
 レースですから、直近レースで
 たしかな末脚を繰り出していたか
否かのチェックは有用な作業と
 なります。

ちなみに、昨年は
当条件を満たしていなかった
5番人気馬が8着に、一昨年は
2番人気馬が8着に敗れました。

 以上3点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。