『京阪杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京阪杯」の穴馬探しを
お届けします。

京阪杯は
11月29日(日)、
ジャパンCの終了直後に
阪神の最終レースとして
行われる短距離重賞です。

昨年は、1着馬の
ライトオンキューを
単独推奨しました。

今年は、京都ではなく
阪神で行われる京阪杯。

さっそく、
今年の当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
今年は阪神だから
ロードカナロア産駒>
ディープ産駒

 

→今年は、阪神の
芝1200mで行われる
当レース。

阪神芝1200m戦の
大きな特徴といえば、
ロードカナロア産駒が
すごく強く、逆に
ディープ産駒が
すごく弱いことです。

2018年以降の
阪神芝1200mでの
通算成績は下記のとおり。

 

◆ロードカナロア産駒
 63走(10.6.8.39)
 勝率16%、複勝率38%

◆ディープ産駒
 54走(1.8.2.43)
 勝率2%、複勝率20%

 

説明不要でしょう。
勝ち星では10対1。
複勝率で診ても
ほぼダブルスコア。
「大差」です。

実際に、
当舞台で行われた
今年のCBC賞でも
ロードカナロア産駒の
アンヴァルが
11番人気2着に快走。

しかしディープ産駒の
ミッキースピリットは
4番人気14着に大敗。

「象徴的」な、今年の
CBC賞だったのです。

ロードカナロア産駒の
堅調ぶりは当舞台で
イメージがつきますが
ディープ産駒の不振は
深刻。2018年以降で
1・2番人気の
ディープ産駒8頭が
(0.2.0.6)ですから
コレは重症です。

同じ芝1200m戦でも
これが京都ですと
ロードカナロア産駒、
ディープ産駒とも
複勝率30%。全くの
互角なのですが、
阪神ではこれだけの
大差が付いています。

ディープご自慢の
瞬発力・キレなどが、
直線平坦の京都なら
まだしも、タイトで
急坂付の阪神内回り・
1200mではまったく
活かせない、という
ことなのでしょう。

今年の当レースには、
両産駒とも出走予定。
どうなりますか。

 

 

 

【ポイント2】
今夏のCBC賞は
内枠馬2頭の
「行った行った」だった

→タイトルどおり。
2枠のラブカンプーが
あっさり逃げきり、
3枠のアンヴァルが
番手先行から2着粘走。
要は、単純な「内枠の
行ッタ行った」でした。
しかも13・11番人気。

3着に食い込んだのも
1枠レッドアンシェル。
逆に6・7・8枠の馬は
掲示板に1頭も載れて
いません。

これは、芝の状態が良い
時の阪神芝1200m戦の
特徴です。

トータルアベレージの
比較でも「やや内枠の
成績が良い」傾向がある
当舞台ですが、芝状態が
良い時は一気に当傾向が
顕著になります。

今秋の阪神は連続開催を
意識して馬場を作って
いるのか、かなりの
高速馬場で状態良好。

そんな馬場らしく、
先週の阪神芝1200m戦でも
馬券圏に好走した6頭中、
4頭が3枠から内でした。

 

 

 

【ポイント3】
西高東低

 

→ここからは施行場に
あまり関係のない
話ですので、近10年の
傾向をもとに話を進めて
いきます。

近10年の東西別成績を
診てください。関東馬も
けっこう出走してくる
レースですが、地元馬に
返り討ちに遭っています。

 

関東馬 複勝率10% 0.1.2.28
関西馬 複勝率20% 10.9.9.112

 

 

 

【ポイント4】
牝馬があまり強くない

 

→近10年の牡牝別成績を
診てください。牝馬の
成績が良くありません。

 

牡馬 複勝率21% 9.6.7.84
牝馬 複勝率14% 1.4.4.56

 

スプリントレース=
牝馬が牡馬に通じやすい
ジャンルですが、この
レースは牝馬の活気が
落ちる冬直前に行われて
いること、消耗馬場と
化した最終週の京都で
行われていること等が。
牝馬不振の要因なのかも
しれません。

今年は最終週の
消耗馬場では無いですが
タフなコース設定の
阪神芝1200mですので
牝馬にとっては引き続き
ラクでは無いレースに
なるのではと診ます。

 

 

【ポイント5】
前走G1出走馬が大不振

 

→→近10年の前走の
クラス別成績を診て
ください。前走でG1に
出走した馬の成績が
最も良くありません。

 

前走G1   複勝率10% 1.0.1.19
前走G2   複勝率21% 1.4.3.31
前走G3   複勝率15% 2.0.0.11
前走OP   複勝率19% 3.5.5.57
前走条件戦  複勝率27% 2.1.1.11

 

前走でG1に出走して
きた馬=格上馬ゆえ
G3のココならもっと
走って不思議がない
ハズですが、前走で
G1に出走=つまり
前走が「大勝負」の
レースだったという事。

そんな目イチレースで
力を振り絞ってきた後に
ここへ続戦してきても
もう力が残っておらず
苦戦を強いられがち、と
いうことではと診ます。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。