『中日新聞杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中日新聞杯」の
穴馬探しをお届けします。

中日新聞杯は
12月12日(土)に
中京芝2000mで
行われるハンデ重賞。

土曜施行ですので
さっそく中日新聞杯の
ポイントを記します。

なお、中日新聞杯は
2017年からこの週に
移ってきたばかり。

よって以前の
レースデータを用いて
ハナシを進めることは
できません。

したがいまして今回は、
2017~2019年の
3年間の当レースの
結果から、ポイントを
お伝えしていきます。

 

 

 

【ポイント1】
関東馬の勝負気配に
要注意?

 

→近3年の当レースでの
関東馬11頭の全成績を
厩舎別に診てください。

 

◆戸田厩舎
 17年1着(2番人気)
 18年5着(3番人気)
 19年2着(3番人気)

◆上原厩舎
 17年4着(9番人気)
 18年2着(12番人気)
 19年4着(10番人気)

◆堀厩舎
 17年6着(3番人気)
 19年5着(5番人気)

◆牧厩舎
 18年6着(6番人気)

◆高木厩舎
 19年7着(6番人気)

◆勢司厩舎
 19年12着(4番人気)

 

馬券に絡んだのは3頭。
トータル複勝率27%は
なかなかの成績ですが、
それ以上に目を惹くのは
戸田厩舎・上原厩舎の
好調ぶりでしょう。

まるで「このレースを
狙っていた」かのように
両厩舎の馬が圏内に
毎年、快走しています。
両厩舎で6頭出走して、
なんとオール掲示板。

上原厩舎にいたっては
9・12・10番人気で
4・2・4着です!
見事の一語でしょう。

関東馬でありながら、
あえて関西の、しかも
ウラ開催ハンデG3の
ここに使いにくる=
それだけ勝負気配が
高いという事なのかも
しれません。

今年は残念ながら
戸田厩舎・上原厩舎の
出走馬はありませんが、
その両厩舎なみに
当レースへの勝負気配を
感じる関東陣営の馬が
いれば、注視しようと
考えています。

 

 

 

【ポイント2】
内枠馬が来ない

 

→近3年の当レースは
いずれも冬開催2週目に
施行されていますが
枠について、顕著な
傾向が現れています。
内枠馬が来ないのです。

近3年の枠別の成績を
診てください。

 

1~3枠 複勝率 6% 1.0.0.15
4・5枠 複勝率27% 1.2.0.8
6~8枠 複勝率23% 1.1.3.17

 

説明不要でしょう。
内枠馬が大苦戦中です。

しかも、上位人気馬が
何頭も含まれていながら
この低成績。昨年は
1番人気アイスバブルが
3枠発進で散りました。

これほど極端な傾向が
出ていますので、この
レースじたいのレベル、
馬場状態、展開面など
様々な「要素」が絡んで
この傾向が現れている
可能性もありそうです。
今年も注視します。

 

 

 

【ポイント3】
5・6歳馬が
全然好走していない

 

→近3年の当レースの
馬齢別の成績を診て
ください。5・6歳馬が
全然好走していません。

 

3歳  複勝率40% 1.1.0.3
4歳  複勝率29% 2.1.2.12
5歳  複勝率 7% 0.0.1.13
6歳超 複勝率 8% 0.1.0.11

 

説明不要でしょう。
5・6歳馬が大不振です。

この時期の5・6歳と
いえば、ほとんど
6・7歳のようなもの。
しかも、ウラ開催の
ハンデG3の当レースに
出走する5・6歳馬=
力の天井が見えた馬が
ほとんどです。それに
対して当レース出走の
3・4歳馬=目下勢いは
あるものの賞金的にやや
足らないため、ここへ
回ってくるパターンが
多め。

当レースの場合は、
馬齢の違いだけではなく、
そんな「状況」の違いも
世代別の成績の違いに
繋がっているのではと
診ています。

 

 

 

【ポイント4】
52キロ以下の馬が
全滅中

 

→当レースはハンデ戦。
しかし「ハンデがすごく
軽い馬」は馬券に絡めて
いません。

近3年の、ハンデ別の
成績を診てください。
52キロ以下の馬が全滅。

 

52キロ以下  複勝率 0% 0.0.0.5
53・54キロ 複勝率17% 1.1.1.15
55・56キロ 複勝率20% 2.1.1.16 
57キロ超   複勝率40% 0.1.1.3

※56.5キロは
 55・56キロに含む1

 

52キロ以下のハンデを
貰うような「強くない」
馬では、いくらココが
ハンデ重賞でも、力の
元値的に流石に足りない、
という事なのでしょう。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。