『カペラS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「カペラS」の
穴馬探しをお届けします。

カペラSは
12月13日(日)に
中山ダート1200mで
行われるG3重賞。

意外にも?
JRAで唯一行われる
ダート1200m重賞です。

さっそく当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
とにかく
流れが速い!

 

→中山ダート1200mは
元々、厳しい前傾ラップで
流れる事が多い舞台です。

カペラSは、その舞台で
行われる「最高峰戦」。

ですから流れはとても
シビアです。べらぼうに
テンが速くなりレースの
質は相当タフになります。

全12年の前半600m-
後半600mのラップを
診てください。

 

08年 32.7-36.0 前傾 3.3秒
09年 33.6-36.0 前傾 2.4秒
10年 33.0-36.7 前傾 3.7秒
11年 33.7-35.4 前傾 1.7秒
12年 34.2-36.6 前傾 2.4秒
13年 34.3-36.4 前傾 2.1秒
14年 33.3-36.2 前傾 2.9秒
15年 32.5-37.2 前傾 4.7秒
16年 33.3-36.9 前傾 3.6秒
17年 34.0-37.0 前傾 3.0秒
18年 33.4-36.8 前傾 3.4秒
19年 32.9-36.4 前傾 3.5秒

 

テンが32秒台で流れた
年が3度もあります。
3秒以上の前傾ラップに
なることもザラです。

その結果どうなるかと
いえば…単純な話ですが
差し馬が多く台頭します。

全12年の1・2・3着馬の
「脚質」を診てください。

左から順に1・2・3着馬の
3角位置ですが、このように
全36頭のうち21頭が3角で
「6番手より後ろ」にいた
中位後方待機馬でした。

 

08年 12 14 09
09年 04 02 04
10年 05 09 06
11年 02 08 03
12年 14 10 16
13年 04 12 15
14年 01 12 07
15年 14 04 16
16年 01 06 04
17年 05 09 05
18年 13 01 08
19年 04 11 06

 

直線の短い中山での
ダート短距離重賞ですが、
基本的に「差しレース」と
認識しておく事がまずは
肝要です。

 

 

 

【ポイント2】
休み明けの馬は
あまり走れない

 

→下記のように全12年の
好走馬36頭のうち33頭が
「前走から中6週以内」の
詰まったローテーションの
馬でした〈☆印付の馬〉。

 

08年1着 ビクト ☆ 中4週 
08年2着 スリー ☆ 中4週
08年3着 フジノ ☆ 中5週
09年1着 ミリオ ☆ 中2週
09年2着 ダイワ ☆ 中6週
09年3着 グラン ☆ 中1週
10年1着 セイク ☆ 中2週
10年2着 ティア ☆ 中3週
10年3着 エノク ☆ 中1週
11年1着 ケイア   3ヶ月の休み明け
11年2着 ティア ☆ 中2週
11年3着 タイセ ☆ 中3週
12年1着 シルク ☆ 中3週
12年2着 エーシ ☆ 中2週
12年3着 シセイ ☆ 中2週
13年1着 ノーザ ☆ 中1週
13年2着 スノー ☆ 中1週
13年3着 シルク ☆ 中3週
14年1着 ダノン ☆ 中1週
14年2着 サトノ ☆ 中5週
14年3着 メイシ ☆ 中1週
15年1着 キクノ ☆ 中2週
15年2着 カジキ ☆ 中2週
15年3着 マルカ ☆ 中2週
16年1着 ノボバ ☆ 中3週
16年2着 ニシケ   3ヶ月の休み明け
16年3着 コ-リ ☆ 中5週
17年1着 ディオ ☆ 中4週
17年2着 スノー ☆ 中4週
17年3着 ブルド ☆ 中4週
18年1着 コパノ ☆ 中1週
18年2着 サイタ   3ヶ月の休み明け
18年3着 キタサ ☆ 中4週
19年1着 コパノ ☆ 中4週
19年2着 テ-オ ☆ 中1週
19年3着 シュウ ☆ 中6週

 

もともと仕上がりが遅めで
休明けは動けない大型馬が
多いダート短距離路線。

カペラSはJRAにおける
その路線の最高峰戦ゆえ
なおさら、このように
「使い込んでいる馬ほど
好走しているる」傾向が
顕著に出ているのでしょう。

 

 

 

【ポイント3】
1番人気馬が大苦戦

 

→全12年の1番人気馬の
成績を診てください。
なんと(1.1.1.9)。

とても1番人気馬の
重賞における成績とは
思えません。かなり
珍しい重賞です。

1番人気馬が消えやすい
力差の接近、紛れなどが
存在する重賞というコト。
ズバリ穴狙い推奨戦です。

 

08年 ダイワエンパイア  12着
09年 ダイワディライト  2着
10年 シルクフォーチュン 4着
11年 セイクリムズン   5着
12年 ティアップワイルド 5着
13年 スイートジュエリー 9着
14年 ダッシャーワン   6着
15年 エイシンヴァラ-  8着
16年 コ-リンベリー   3着
17年 ブルミラコロ    10着
18年 コパノキッキング  1着
19年 ゴールドクイーン  5着

 

 

 

【ポイント4】
2・3枠が大苦戦

 

→全12年の枠別の成績は
下記のとおり。2・3枠が
大苦戦しています。

 

1枠   複勝率30% 5.1.1.16
2・3枠 複勝率 9% 1.1.2.43
4・5枠 複勝率15% 2.3.2.40
6~8枠 複勝率25% 4.7.7.54

 

もともと当舞台で
スタートダッシュが
付きやすいのは
芝スタートの恩恵を
大きく受ける、
6~8枠あたりの外枠馬。

内枠馬は、そんな
外枠馬に外から一気に
ダッシュで来られると
揉まれて苦しくなります。

しかも当レースは
当舞台における最高峰戦。
中途半端に進めていては
呑み込まれるだけです。

それでも、
前に行くしかない!、
あるいは思い切って
下げるしかない!と
「覚悟」を決められる
1枠馬の成績は、上記の
ように悪くありません。

実際に、1枠で勝った
5頭のうち4頭は
「逃げ or 追込」の
極端な作戦を敢行した
馬でした。

しかし2・3枠の馬が
そんな「踏ん切り」を
付けられずに流れナリに
運んだ挙句、揉まれて
苦しくなる…そのような
シーンが結構見られる
レースですので、この
ように2・3枠の成績が
低調なのでは、と診て
います。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。