『新潟大賞典2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「新潟大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

 新潟大賞典は
5月7日(日)に新潟で
行われるハンデ重賞です。

 早速、当レースのポイントを
 お伝えしていきましょう。

じつは、新潟大賞典で
大切なポイント…と言えば
「ある1点」に絞られます。

ですので、今回はあえて
 その1点のみに絞って
 お伝えする事にします。

 【新潟大賞典で
最も大切なポイント】
 「上がり脚の速さ」を
 とにかくチェックすべき
 レース

→新潟大賞典のたびに私が
記しているフレーズですが、
あえて今年も、強調して
書きます。

 新潟大賞典は、上がり脚の
速い馬からゴールするような
 レースです。

 近5年の新潟大賞典で好走した
15頭の「上がり3ハロンの
時計」を診てください。

12年1着ヒット(5)上がり35.4【2位】★
 12年2着ダン (11)上がり36.2【9位】
12年3着メイシ(9)上がり35.3【1位】★
 13年1着パッシ(6)上がり34.3【4位】★
 13年2着アドマ(3)上がり34.0【1位】★
 13年3着ダコー(4)上がり34.0【1位】★
 14年1着ユール(3)上がり33.1【1位】★
 14年2着マジェ(2)上がり33.5【3位】★
 14年3着レッド(1)上がり33.5【3位】★
 15年1着ダコー(5)上がり32.9【2位】★
 15年2着ナカ (13)上がり33.3【7位】
15年3着アルフ(6)上がり32.7【1位】★
 16年1着パッ (10)上がり34.5【4位】★
 16年2着フルー(1)上がり34.0【1位】★
 16年3着シャイ(8)上がり34.5【4位】★

(カッコ数字)は人気順
 【カッコ順位】は出走馬中での
上がり3ハロン時計の順位

このように「上がりで速い
脚を使った馬」が大多数を
占めています。

 上記15頭のうち、★印が
付いた12頭が出走馬中で
4位以内の速い上がり脚を
使った馬でした。昨年も
該当馬のワンツースリー。

このように、新潟大賞典は
速い上がり脚を使った馬から
順番にゴールするような
 レースなのです。

 前にいようが、後ろのほうで
 ノンビリ構えていようが
位置取りはあまり関係ナシ。

ソコソコ前目の位置をとった
 うえで速い上がり脚を出して
好走する馬もいれば、後方から
 すごく速い上がり脚で差して
 くる馬もいます。

とにかく大切なことは
位置取りに関係なく「最後の
直線で速い上がりを使えるか
否か」のみ。

このレースは毎年4角まで
 スローで流れ、馬群が「縦長に
 ならない」ことが大半です。
そのため、前の馬と後ろの馬の
位置差がそれほどありません。

まして新潟の外回りの直線は
日本一の長さ。しかも夏の
(前が止まらない)馬場とは
違い春の新潟は馬場が程々に
荒れており、馬場じたいの
脚質傾向もフラットですから
少々後ろの位置取りでも速い
上がり脚さえ使えれば十分に
間に合う状況です。

ですので、極端な言いかたを
 すれば4角で前にいようが
後ろにいようが、ほとんど
「同じ位置から追い出す
 ようなもの」。

ゆえに、4角のポジションは
 ほぼ不問であり、とにかく
(どの位置からでも)直線で
速い上がり脚さえ使えれば
 ゴール地点で前に来れる…と
 いうワケです。

ということで、逆に言えば
下記のようなタイプの馬には
 ツラいレースとも言えます。

▼速い上がり脚は使えないが、
  テンからトバして前々へ行き、
  何とか最後まで粘り込もうとする
 典型的な「逃げ先行タイプ」の馬

▼シブい脚を長く使ってジリジリと
 少しずつ差を詰めていくような
 タイプの「ジリっぽい差し馬」

では、実際にレースを予想する
時にどんな馬に目星を付ければ
良いのかといえば…
前走でも『出走馬中1~5位の
速い上がり』を使っていた
馬です。

 実際に、近5年の当レースで
好走した14頭(昨年1着の
 パッションダンスは前走が
 ダート戦のため除く)のうち、
じつに12頭が前走or前々走で
出走馬中3位以内の非常に速い
上がり脚を使っていました。
この点が、該当馬探しの一つの
手掛りにできるかと思います。

12年1着 ヒット(5)前々走→上がり1位
12年2着 ダン (11)前々走→上がり2位
12年3着 メイシ(9)前走→上がり3位
13年1着 パッシ(6)前々走→上がり6位
13年2着 アドマ(3)前走→上がり5位
13年3着 ダコー(4)前走→上がり1位
14年1着 ユール(3)前走→上がり1位
14年2着 マジェ(2)前々走→上がり1位
14年3着 レッド(1)前走→上がり1位
15年1着 ダコー(5)前走→上がり1位
15年2着 ナカ (13)前々走→上がり3位
15年3着 アルフ(6)前走→上がり2位
16年1着 パッ (10)前走ダートのため対象外
16年2着 フルー(1)前々走→上がり2位
16年3着 シャイ(8)前走→上がり2位

 (カッコ数字)は人気順

 特に、12年3着(9番人気)の
 メイショウカンパクのように
「前走や前々走で速い上がりを
使ったが、差しきれず着順が
 すごく大きくなっていた」馬は
新潟大賞典において絶好の穴の
狙い目と化します。

 (メイショウカンパクは
前々走で上がり3位ながら12着に、
 前走でも上がり3位ながら10着に
大敗しています)

 以上の点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。