『京都新聞杯2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都新聞杯」の穴馬探しを
 お届けします。

 京都新聞杯は
5月6日(土)に京都で
行われる3歳限定の重賞。

ダービー最終東上便とも
称されるレースです。

 大混戦の牡馬クラシック。
 「京都新聞杯好走組」にも
今年は当然チャンス有です。
 例年以上に要チェックとなる
今年の京都新聞杯です。

 土曜施行のレースですので
早速、当レースのポイントを
 お伝えしていきましょう。

 【ポイント1】
 外枠馬にまったく
出番が無いレース

→このレースの最大の特徴と
 いっていいでしょう。毎年、
とにかく12番枠から外枠の
馬が連対しません。

 近10年の当レースの枠別の
成績を診てください。
 下記のように、なんと1頭も
連対していません!

★近10年の京都新聞杯の
 枠別の成績

11番枠から内 (10.10.8.83)複勝率25%
12番枠から外 (0.0.2.43)  複勝率  4%

この時期の京都は芝の状態が
良いことから内&前有利の
 レースが多発する時期ですし、
まして前週のG1(春天)に
向けて丹念に馬場が整備された
直後でもあります。

しかもココは各馬の運びが
慎重になる「ダービーへの
最終東上戦」ということで
道中がスローになりますから、
 道中で外の馬が内へ潜り込む
 ことも厳しい。

ということで、当レースは
(外々を回らされる可能性が
高い)外枠があたると厳しい
状況となっているのです。

 昨春の京都の馬場は
例年とやや様相が異なり
 いつもより外差しも効いて
 いる印象がありましたが、
それでも昨年の当レースも
結局、いつもどおりの
「11番枠から内」の馬の
 ワンツースリーでした。

 今年もほぼ当日の馬場状態に
関係なく、この項目には
 こだわっておこうと
思っています。

 【ポイント2】
 前走で「500万下」を
走っていた馬が必ず連対する

→近10年の当レースで
連対した全20頭の前走を
診てください。

07年1着馬 2番人気 前走※
 07年2着馬 8番人気 前走▼
 08年1着馬 2番人気 前走▼
 08年2着馬 9番人気 前走▼
 09年1着馬 1番人気 前走※
 09年2着馬 3番人気 前走▼
 10年1着馬 3番人気 前走※
 10年2着馬 2番人気 前走※
 11年1着馬 3番人気 前走▼
 11年2着馬 2番人気 前走※
 12年1着馬 5番人気 前走▼
 12年2着馬 2番人気 前走※
 13年1着馬 1番人気 前走※
 13年2着馬 9番人気 前走▼
 14年1着馬 3番人気 前走▼
 14年2着馬 8番人気 前走▼
 15年1着馬 2番人気 前走▼
 15年2着馬 1番人気 前走※
 16年1着馬 1番人気 前走※
 16年2着馬 9番人気 前走▼

 ▼=500万
※=オープン

 このように▼印の馬=前走で
500万下を走っていた馬が、
※印の馬=前走でオープンを
走っていた馬を、数でも
上回っています(11対9)。

また、2010年を除く全ての
年で「▼印の馬」が連対して
 います。

さらに注目すべきは各馬の
人気です。前走オープンを
使ったうえで当レースで
3着以内に好走した9頭は全て、
3番人気以内の上位人気馬。

しかし、前走で500万下を
走っていた11頭を診ると
3番人気以内の上位人気馬は
5頭だけで、残り6頭は低めの
人気で好走しています。

つまり当レースで「好走する
確率の高さも配当的な妙味も
求めるなら、前走500万を
走っていた馬に注目すべし」
というワケです。

どうしても前走で重賞など
 オープンを使ってきた馬には
一目を置いてしまいますが
 じつは「逆の視点」を持った
 ほうが得策のレース、という
 こと。

 今年も私は500万経由馬に
注目しようと思っています。

 【ポイント3】
ディープ天国

→道中スローから加速していく
 レースらしく、京都新聞杯は
 ディープ産駒が強いのが特徴。
 近5年の3着以内好走馬15頭の
 うち何と9頭がディープ産駒と
 いう激しい偏りっぷりです。

 以上3点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。