『フローラS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フローラS」の
穴馬探しをお届けします。

東日本の開催は、
次週末から東京に
舞台を移します。

フローラSは
4月25日(日)に
東京で行われる
オークストライアル。

上位3頭には、
オークスへの優先出走権が
与えられます。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
非サンデー系の馬が
穴をあけるレース

→タイトルどうり。
フローラSは、鈍重な
「父が非サンデー系」の
馬が穴を空けるコトが
かなり多いレースです。

近5年の当レースで、
5番人気以下で好走した
7頭の父を診てください。

 

16年3着馬 ディープインパ(サンデー)  13番人気
17年1着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 12番人気
17年2着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 10番人気
18年2着馬 ルーラ-シップ(非サンデー) 13番人気
18年3着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 5番人気
19年3着馬 ダイワメジャー(サンデー)  9番人気
20年3着馬 ルーラ-シップ(非サンデー) 5番人気 

 

このように
「非サンデー系」が
7頭中5頭を占めます。

フローラSは春の東京の
開幕週の重賞ですが、
長~く続く春競馬の
最初の週というコトで
「芝丈」が、長めに
設定されているケースが
かなり多め。

また、開幕週で路盤も
踏み固められていない
ため、馬場が柔らかくて
重めの少しタフな状況と
なっています。

ゆえに、春の開幕週の
東京の芝=たとえ見た目が
鮮やかな緑一色の状態でも
深い芝に対応するための
スタミナ、パワーが必要と
されるタフな状況となって
いるため、当レースでは
スタミナ&パワーに長けた
非サンデー系馬の好走が
多いのでしょう。

 

 

【ポイント2】
逃げた馬が苦戦

→開幕週でも、特殊な
設定の馬場となっている
ためか、逃げた馬が
かなり苦戦しています。
近10年でも連対ゼロ。

 

11年 カトルズ  14着
12年 ヘレナモ  15着
13年 タガノミ  5着
14年 マイネグ  8着
15年 グリシー  13着
16年 クィーン  7着
17年 タガノア  4着
18年 デュッセ  10着
19年 ジョディ  3着
20年 シャンド  15着

 

 

【ポイント3】
キャリア2戦以下の馬が
大苦戦

→近10年の当レースに、
キャリア1~2戦の馬は
26頭出走して、なんと
(1.0.1.33)。複勝率は
たったの6%。

実戦経験が浅い=未知の
魅力大ということで、
どうしても過剰人気を
集めますが、当レースは
馬場的に、タフな要素が
多いレース。ですので
実戦経験の不足がモロに
響きやすいという事では
ないでしょうか。

ともあれここまで極端な
傾向が出ているからには
参考にしたいところです。

 

 

【ポイント4】
前走距離を要チェック

→フローラSは、前走で
2000mより短い距離を
使ってきた馬の出走も多い
レースですが、前走で
「マイル以下」の距離を
使ってきた馬が不振です。

近10年の「前走距離別」の
成績を診てください。

 

前走2000m超  4.3.2.47 複勝率16%
前走1800m   5.6.7.54 複勝率25%
前走1600m以下 1.1.1.43 複勝率 7%

 

このように、前走で
1600m以下を使ってきた
馬の成績がかなり低調。

前述したように、春の
東京開幕週は馬場が
タフな状況ですので、
そんな馬場で好走する
ためには、パワーも
スタミナも必要。前走で
マイル以下の距離を
使われていたような
「短めの距離に適性が
振れている馬」では
苦しいのでしょう。

 

 

【ポイント5】
1勝馬が格好の狙いめ?

→近10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
うち、下記14頭が
「収得賞金400万円で
フローラSを迎えていた、
当時1勝馬だった馬」
でした。

 

11年1着馬  9番人気
11年2着馬 15番人気
11年3着馬  3番人気
12年2着馬  2番人気
12年3着馬 18番人気
13年1着馬  1番人気
13年3着馬  9番人気
14年1着馬  4番人気
15年3着馬  3番人気
16年3着馬 13番人気
17年2着馬 10番人気
18年2着馬 13番人気
19年2着馬  2番人気
20年3着馬  5番人気

 

つまり、フローラSで
馬券に絡む馬の半数は
「400万の1勝馬」と
いうこと。

しかも、要注目は
上記14頭の人気です。
人気薄の穴馬が多数。

収得賞金400万の1勝馬=
当レースでは抽選対象と
なるため週中の報道の
扱いが小さくなること、
1勝馬ということだけで
評価を下げるファンも
少なくないことから、
人気は上がりません。

しかし、そもそも
当レースに出てくる
1勝馬「以外」の馬も、
桜花賞に出なかった
程度のレベルの馬。
収得賞金400万の
1勝馬でも、実際には
余裕で太刀打ちできる、
というワケです。

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。