『葵S2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「葵S」の
穴馬探しをお届けします。

葵Sは、
ダービー前日の
5月29日(土)に
行われる、3歳限定の
スプリント重賞です。

今年は京都でなく
中京の芝1200mで
行われます。

土曜施行ですので
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、当レースは
2018年から重賞に
格上げされています。
今年で重賞4年目。

 

 

【ポイント1】
「1200m出戻り馬」が
穴を出す!

→オープン特別で
施行されていた当時も
含めた話になりますが
近年の葵Sでは…

◆芝1200m戦で
 好走した実績が
 すでにある

◆しかし前走で
 あえて1400m超の距離を使い
 凡走した

◆今回の葵Sで、1200mに
 再び距離を戻してきた

 

上記3つの過程を
全て経てきた、いわゆる
「1200m出戻り馬」が
近年の葵Sでは、よく
好走しています。

近5年の好走馬15頭の
「前々走→前走」履歴を
診てください。

じつに半数以上の8頭が
この「1200m出戻り馬」。
前走1400m超の距離で
凡走していた馬なのです。
(★印)

 

16年1着馬 1600m 3着 → 1200m 1着 
16年2着馬 1400m 5着 → 1400m 4着 ★
16年3着馬 1400m10着 → 1400m 5着 ★
17年1着馬 1400m 8着 → 1400m 5着 ★ 
17年2着馬 1400m 7着 → 1400m 3着 
17年3着馬 1200m 1着 → 1400m 8着 ★
18年1着馬 1400m10着 → 1400m 3着
18年2着馬 1400m11着 → 1600m13着 ★ 
18年3着馬 1200m 2着 → 1200m 1着
19年1着馬 1200m 1着 → 1200m 1着
19年2着馬 1400m 4着 → 1400m13着 ★
19年3着馬 1400m 7着 → 1600m10着 ★
20年1着馬 1600m 7着 → 1400m 9着 ★
20年2着馬 1200m 1着 → 1200m 5着
20年3着馬 1600m 4着 → 1200m 1着

 

しかも上記の★印8頭中、
5頭は「6番人気以下」。
2ケタ人気も2頭いて、
妙味たっぷりです。

一昨年の14番人気2着・
アスターペガサスも
「該当馬」でした。
1200mで新馬→重賞を
2連勝。しかし続く4走は
1400・1600mへ転戦で
4連続凡走。そして葵Sで
久々に得意の1200mに
戻って、蘇ったのです。
近4走の連続凡走が効いて
葵Sでの人気を落として
いましたが2着に激走して
配当妙味を提供しました。

要は「番組の関係で
仕方なく近走で長めの
距離を使って凡走して
きたため、今回の人気を
下げている」馬が格好の
狙い目というコト。

得に「穴狙い」の方は
この1200m出戻り馬が
要チェックとなります。
これは開催場が中京に
変わっても意識していい
穴ポイントでしょう。

 

 

【ポイント2】
栗東坂路組を狙い撃て

→重賞格上げ後、
近3年の当レースの
最終調教「場所別」の
成績を診てください。

 

栗東坂路 複勝率30% 3.4.1.19
そのほか 複勝率 5% 0.0.1.20

 

詳しい説明の必要は
無いでしょう。
栗東坂路組の無双状態。
ここまで極端なレースも
珍しい印象です。

ただコレは京都施行時の
データ。中京1200mに
変わってどうかですが…。

そこで中京芝1200mの
昨年~今年5月23日の
最終調教「場所別」の
成績を掲載します。

 

栗東坂路 複勝率22% 28.24.17.242
そのほか 複勝率13% 5.9.16.196 

 

やはり栗東坂路組が
大優勢!

先週も、連対した4頭は
全て栗東坂路組でした。

ということで、
中京で行われる今年も
「栗東坂路組」重視で
考えたいと思います。

 

 

【ポイント3】
関東馬劣勢だが…

→オープン特別時代も
含めた近10年の
東西所属別の
成績は下記のとおり。
関東馬と関西馬で
ほぼダブルスコアの
状態です。

 

関東馬 複勝率15% 1.1.4.35
関西馬 複勝率23% 9.10.5.81

 

重賞格上げ後も、この
傾向は相変わらず顕著。
ただ、今年については
関東馬にとって輸送が
それほどでない中京での
施行ですので、例年ほど
当傾向を意識する必要は
ないのかもしれません。

 

 

【ポイント4】
牝馬優勢

→オープン特別時代も
含めた近10年の性別の
成績は下記のとおり。
牝馬が通用しやすい
スプリントレースらしく
牝馬がかなり好調です。

 

牡・セン 複勝率19% 4.4.7.66
牝    複勝率23% 6.7.2.51

 

重賞格上げ後も
この傾向は変わりません。
近3年の好走馬9頭のうち
5頭を牝馬が占めています。

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。